2022年10月1日土曜日

SSTR2022参戦記 -アフターSSTR 飛騨高山~帰宅編-

 本日はPremiumSSTR2022の開催日ですね。参加される皆さんは、今頃太陽との追いかけっこを楽しんでいることでしょう。どうぞご安全に。

 私は今回のPremiumSSTRには参加していませんが、5月に開催されたSSTR2022に参加してきました。

 前回は、SSTR完走翌日以降のツーリングであるアフターSSTRについて、能登半島を巡ったときの様子を紹介しました。


 今回は、能登半島を出てから無事帰宅するまでを紹介しています。



飛騨高山へ


 能登半島巡りを終え「道の駅 のと千里浜」で一服したのが15時半頃。ここから埼玉県の自宅まで一気に帰るのは大変なのでもう一泊することにし、飛騨高山あたりがちょうどよい距離に感じたので、飛騨高山の宿をおさえて飛騨高山に向かいます。

 R415で氷見に抜け、氷見スーパー農道で市街地を迂回してR160に入り、R8-r31-r62-r69と乗り継いでR41に入ります。快適に流せた能登半島とは大違いで、流れが悪くじっと我慢の走行を強いられました。

 R41もいい道だったのですが、そこそこ交通量があって快適に流せたとはいえず、ストレスを感じる走行を強いられた区間でした。

 R471との分岐を過ぎる頃にようやくスムーズに流れるようになり、夕闇迫る中を気持ちよく駆け抜けることができ、R472を南下して、この日の宿に辿り着きました。

 宿の前にモンスター号を停めて、荷解きをしていると中からほろ酔いのお兄さんが現れて、SSTRのことについて語り合いました。なんでも、宿のレストランから私が宿に入ってくる姿が見えて、モンスター号にSSTRのゼッケンが付いていたものだから、たまらず飛び出してきたのだとか。

 てっきりお兄さんも参加者なのかと思って話をしていたのですが、今にして思えば、いつかは参加したいと思っている、という感じの話しぶりだったんだなと思います。お兄さんは今回のPremiumSSTRには参加したのかな。いつかは参加して、この疲労と感動を味わってくれたらな、と思います。


アフターSSTR二日目


 飛騨高山で一泊して、どういうわけか悪夢を見て飛び起きた二日目は、素直に帰宅することにしました。もう一泊できる予定を組んでいたのですが、翌日は天気が崩れそうだったので、気持ちよくSSTRを終わりにするためにこの日で私のSSTRを終わりにすることにしました。

 朝食を済ませ、帰宅までのルートを考えます。

 R158-R254-R299と辿ると、適度に山越えを堪能して埼玉県まで帰ることができそうでしたが、ちょっと寄り道することにして、R158-R153-R152-R299というルートで帰ることにします。


アフターSSTR飛騨高山から帰宅するまでのルート

あまり気持ちよく走れなかったR158


 SSTRでは多くの方がルートに組み込んでいると思われるR158による安房峠越えですが、このR158は上高地へ向かう観光道路でもあるため、流れが悪くなるのではないかという思いがあって、私はルートに組み込むことを避けてきました。

 この日は時間に制約のないアフターSSTRであり、平日の月曜日ということもあったので、久しぶりにR158を走ってみることにしました。

 裏道で高山市街をパスして、R158に乗っかります。渋滞しているわけではないのですが、そこそこ交通量があって、はみ出し追い越し禁止区間が延々と続くため、やはり快適に流すことができませんでした。

 確かこのときは、平湯峠も安房峠も車両通行止めになっていて、平湯トンネルと安房トンネルで味気ない北アルプス越えを果たします。やはり長野県に入ってからも快適とは言い難いペースでR158を下り、松本に入る辺りから、「日本アルプスサラダ街道」と「アルプスグリーン街道」と乗り継いで、塩尻に抜け、R153に乗り換えて南下します。


遥か彼方に越えてきた北アルプスの頂が見えます「道の駅 今井 恵みの里」

小野酒造


 ちょっと道を逸れてR153を下ったのは、小野酒造さんに寄るためでした。

 お酒はもっぱらビール党で、昔ながらの日本酒は苦手なのですが、最近は飲み口がふんわり甘い日本酒なら口に合うことが判り、日本酒をいろいろと試しているところです。

 そこで、かつてわが家のバス号、フォルクスワーゲン レイトバス、で中山道を辿った縁もあって「夜明け前」を醸す、この小野酒造さんに立ち寄ってみたのでした。


「夜明け前」の小野酒造さん駐車場にて

 お店の方に相談に乗ってもらって、まずは基準となる火入れの「夜明け前 生一本」を購入し、小野酒造さんをあとにします。


R299


 小野酒造さんからはr50-r16と乗り継いでR152に乗っかってR299に入ります。

 R299メルヘン街道は過去に何回か通ったことはあったのですが、とても気持ちよく走ることが出来ました。路面が結構荒れているので飛ばすと危険かもしれませんが、のんびり流すにはとても気持ちいいルートでした。

 気持ちよく流して高度を上げていき、途中にある展望台「日向木場展望台」で一服します。


R299「日向木場展望台」にて

 太陽が照り付けていましたが、吹き抜ける風は冷たく、メッシュの革ジャンを着たままでも過ごしやすい気候でした。反対側からやってきたお兄さんと、どちらからともなく話をしました。とてもゆったりとした雰囲気のお兄さんで、話していて気持ちが落ち着いてくるような感じの方でした。

 一通り話したあと、お互いにそれぞれの方向へ進みました。


「日向木場展望台」より茅野市街を望む

帰宅


 再びR299を東に向かいますが、疲れが溜まっているのか集中力が切れてきたので、ゆっくり流して、麦草峠を越えて佐久穂町に入り、当初はこのままR299で十石峠を越えて埼玉県に帰るつもりだったのですが、ここまでのR299で満足もしたので、高速に乗って帰ることにしました。


R299麦草峠

 といいつつも、ナビの設定を間違えていて途中で高速を降ろされたりとかいろいろと迷走させられて、結局のところ、R254で内山峠を内山トンネルでパスして、下仁田ICで上信越道にIN。

 そのまま関越道に乗り継いで、無事、帰宅し、私のSSTRを終えたのでした。



2022年9月24日土曜日

SSTR2022参戦記 -アフターSSTR 能登半島編-

 いよいよプレミアムSSTR2022の開催日が来週に迫ってきましたね。参加される方はルート選定を楽しんでいることでしょう。

 個人的な意見ですが以下のことに留意してルート策定を進めるとよいかと思います。

  • この時季のSSTRでは日の出がそれほど早くないため、首都圏を抜けるのに思った以上に時間がかかる
  • (アフターSSTRで通ってみての感想となりますが)R158は思うようにペースが上がらないんじゃないかと思う

 SSTR2022のゴールまでの道のりは以下の記事で紹介していますので、興味があればご覧ください。



 SSTRで石川県まで走っていったのなら、SSTRのあとで能登半島を回ってみるのもいいものです。今回は、今年の5月に開催されたSSTR2022に参加したあとの、アフターSSTRについて紹介したいと思います。



アフターSSTR


 前回参加したSSTRでは、アフターSSTRとして、能登半島を一周して帰ってきました。

 時間の関係で、能登島には渡らなかったので、今回のSSTRのメインテーマは能登島一周、ということにして、宿泊地であった輪島から能登半島を南下しつつ、能登島に行ってきました。


アフターSSTR能登半島巡りのルート

道の駅 赤神


 SSTRといったら、ここ「道の駅 赤神」に寄らないわけにはいきません。過去には、ここ「道の駅 赤神」でSSTRのイベントが開催されたりもした、SSTRとは縁の深い道の駅です。

 まずはR249を南下してこの「道の駅 赤神」を目指します。時間が許せば、r38で海岸線を走るのもおススメですが、r38は前回走ったので、今回はR249でサクッと「道の駅 赤神」を目指します。

 道中、SSTRのゼッケンを貼ったSSTRライダーたちとすれ違い、そのたびに手を振り合います。

 「道の駅 赤神」では、SSTRライダーは無料でコーヒーを一杯いただけるので、ソフトクリームでカロリー補給をした後に、SSTR特製輪島塗カップに注がれたコーヒーをゆっくり味わい、「道の駅 赤神」をあとにします。


能登半島を横断して能登島へ


 実は輪島から能登半島の東側にある能登島へ向かうにはr1からR249に行くのが近かったのですが、なんとなく「道の駅 赤神」に寄りたくて能登半島の西側に出てしまったので、能登島に向かうために、r50で能登半島を横断することにします。

 このr50への分岐が気付きにくく、またr50からr260へ入ったり、r222へ紛れ込んだりと、迷いながらもなんとか能登半島を横断し、前回は暗闇と靄の中の走行を余儀なくされた七尾北湾沿いのR249を南下します。このr50は道幅も狭く、ところどころに苔の生えた路面となっているので、あまりおススメはできないルートでした。

 R249沿いの「道の駅 なかじまロマン峠」で一服し、いよいよ能登島一周コースへと入ります。

 「道の駅 なかじまロマン峠」からはr256を走り「ツインブリッジのと」経由で能登島へ上陸です。


「ツインブリッジのと」の袂にある公園から



能登島


 能登島では時計回りにr257を走り、能登島の東側から西側に戻ってきたところでr47に乗り継ぎ、能登島大橋を渡って、能登半島は七尾に戻ります。

 能登島中央部の北側には「道の駅 のとじま」があって、そこに立ち寄って一服しつつお土産を物色します。


「道の駅 のとじま」にて

 能登島の東側はだいぶひと気がなく、また一旦通った後に、もう少し海岸沿いを走れたなと思い直して、ぐるっとまわったりと、のんびりとしたツーリングを味わいました。


ゴゴゴなオブジェ


 r47で能登半島に戻り、近くにあった「道の駅 能登食祭市場」で小腹を満たしたあとは、r298を西に向かい、r46に乗り換えて、上棚矢駄ICからのと里山海道に上がって柳田ICまですっとばします。

 柳田ICからR249をちょっとだけ北上して、毎年お参りさせていただいている気多大社に立ち寄ります。


気多大社駐車場にて

 お参りを済ませた後は、R249を南下して羽咋駅前へ。

 なんでここに寄ったかというと、ここにはとある漫画で見かけるような擬音のオブジェがあるからです。

 時間帯の関係なのか、駅前にはだれもおらず、また件のオブジェの前もガラガラ。


ゴゴゴゴゴゴゴ

 こころおきなく、モンスター号を脇に停め、記念撮影をさっと済ませて、今回のミッションは終了です。

 近くにある「道の駅 のと千里浜」で一服し、ご好意で提供していただいているというホースをお借りして、モンスター号に付いた砂を軽く洗い流して、能登半島をあとにしました。


「ドドドドド」なクッキー

 能登半島を後にし、飛騨高山経由で自宅まで帰ったときのことは以下に紹介しています。



2022年9月10日土曜日

二輪との別れ

 わが愛馬モンスター号、ドゥカティ モンスター400、とともに自然の中を駆け抜けて楽しんでいましたが、先日奥多摩の山中で転倒してしまい、入院する羽目になってしまいました。



陣馬街道~r18で道の駅こすげへ


 世の中がお盆休みに入ろうかという頃、リフレッシュも兼ねて、暑くなる前には帰ってこようと、早朝に家を出て奥多摩方面に出かけました。

 この日は地図を見て気になっていたr521陣馬街道を通って神奈川県を掠めて山梨県に入り、r18を上って道の駅こすげへ、その後、R139で奥多摩に抜けて、R411で帰路につく予定でした。

 r521は八王子側からアプローチすると、並走する北浅川に醍醐川が合流する分岐辺りから片側一車線のすれ違い困難道路となっており、この日は雨も降りだしてきたことから、和田峠付近では路面もウェットとなってゆっくり慎重に走っていました。

 r522との合流を直進し上野原方面へ向かい、r522を進むとr33からr18へ乗り継ぐことができます。

 この頃には雨も止み、r18を軽快に駆けあがってR139に入り、道の駅こすげに一服するために立ち寄りました。


気付けば転んでいた


 道の駅こすげでトイレ休憩を済ませ、お饅頭とジュースでエネルギー補給も済ませると、道の駅を後にしました。

 R139に戻り、R139を下って最初のカーブを曲がったところで、背中が痛いなあと思ったらモンスター号の下敷きになって転倒していました。

 スピードも出していたわけでもないし、路面もドライで、転倒する要素もなかったので全く訳が分からない状態でした。

 とにかく後続車を巻き込んでしまってはいけないので、モンスター号を起こして脇にどけようとしていたところ、対向車線を上ってきたライダーさんが停まって助けてくれました。そうこうしているうちに後続車がやってきて、その後続車が見回り中の救急車で救急隊の方も手伝ってくれて、ひとまず道の端にモンスター号を寝かせることまでできました。

 単独事故で、他者を巻き込むことのなかったことは不幸中の幸いでした。

 手伝ってくれたライダーさん、ちゃんとお礼を言えていなかったと思うのですが、ありがとうございました。こういうとき、バイク乗りは、走っているときは独りでも、独りじゃないんだよなあ、とつくづく思います。


帰ることのなかった最後のツーリング

バイクは卒業することに


 怪我もしていたため、モンスター号を起こしてくれた救急車で運んでもらい病院で診てもらったところ、骨はたくさん折れていましたが命に別状はなく、基本的には治る怪我で済んで、こうしてここに書くことができています。

 しかし、先代のSRX号で転倒していることと、今回は入院することになって家族にも心配と迷惑をかけたこともあって、二輪活動は卒業することにしました。

 前回は、ちょっと調子に乗っていたところもあって、今後は調子に乗らないようにすれば大丈夫、と周囲を説得することができたのですが、今回はのんびり走っていたにもかかわらずの転倒だったので、バイク乗りとしてのセンスが無かったんだろうなと、私としても納得しての卒業となります。


ありがとう、モンスター号、最後の勇姿

 とはいうものの、もっと走っていたかったなー、というのが正直な気持ちです。

 今後いろいろと状況が変わったら、また二輪で駆け回りたいなとは思っています。

 それまで、しばらく休憩するだけです。

 皆様におかれましても、どうぞご安全に。



2022年8月30日火曜日

Premium SSTR 2022 指定道の駅

 例年通り5月に開催された今年のSSTR2022ですが、今年は更に、5年に一度のPremium SSTRとして、10/1にPremium SSTR 2022が開催されるそうです。



 SSTRでは、ゴールまでに道の駅やSA/PAに立ち寄ることで得られるポイントを10ポイント以上取得することが完走条件として課され、さらに大会が指定する道の駅のうちの一カ所以上の道の駅に立ち寄ることも、完走条件の1つとなっています。

 Premium SSTR2022の指定道の駅が発表されたので、今回も、道の駅と大会が指定する道の駅にピンを立てたグーグルマップを作成してみました。



Premium SSTR 2022 指定道の駅


 Premium SSTR 2022 の指定道の駅は、各県の有名な観光地近くの道の駅が選定されたようです。



 そんなPremium SSTR 2022の指定道の駅とその他の道の駅を、グーグルマップ上にピンとして立ててみました。


全国の道の駅とPremium SSTR2022指定道の駅

 青いピンは指定のない道の駅、赤いピンは指定道の駅になります。令和4年8月に追加された「道の駅 いわて北三陸」、「道の駅 常総」、「道の駅 まえばし赤城」、「道の駅 越前たけふ」は、場所がわからなかったのでピンを立てていません。

 これらの道の駅をどのようにつないで、ゴールの千里浜なぎさドライブウェイに日没までに辿り着くか。これを考えるのもSSTRの醍醐味の一つで、考えようによってはもうSSTRは始まっているのです。

 と紹介しておきながら、私は今回のPremium SSTR2022への参加は見送りました。

 制約の中でみんなで一つの目標に向かって集結するSSTRも楽しいのですが、制約のない普段のツーリングももっと楽しみたいと思ったからです。SSTRは今年は5月開催のSSTR2022で十分に楽しんだので、SSTRの楽しみは来年以降に持ち越すことにしました(その後いろいろあってどちらにしても参加することはできなくなりましたが、その顛末についてはまた別の機会に紹介できればと思っています)。

 Premium SSTR 2022に参加される方は、万全の準備をして事故等無いよう楽しんできてください。

 以下に過去に参加した時の記事を紹介しておきます。少しでも参考になれば幸いです。

SSTR2022に参加したときの記事一覧
SSTR2022参戦記 -夜明け前-
SSTR2022参戦記 -出発-
SSTR2022参戦記 -糸静線を抜けて-
SSTR2022参戦記 -木曽路へ-
SSTR2022参戦記 -千里浜ゴール-
SSTR2022参戦記 -アフターSSTR-(近日公開予定)

SSTR2021に参加したときの記事一覧
参戦前
参戦・前編
参戦・中編
参戦・後編
アフターSSTR

SSTR2020に参加したときの記事一覧
プロローグ
準備
ルート検討
参戦・前編
参戦・後編
エピローグ


2022年8月11日木曜日

ラリージャパン SS観戦チケット追加販売

 12年ぶりとなったWRC(World Rally Championship: 世界ラリー選手権)の日本開催。しかも本州開催とあってか人気が凄まじいようで、SS(Special Stage: スペシャルステージ)観戦エリアチケットは即日完売となっていたようです。



SS観戦チケット追加販売


 しかし8/26にSS観戦エリアチケットの追加販売が予定されているようですので、買い逃した方にもまだチャンスがありそうです。



サービスパーク(豊田スタジアム)のチケットはまだ販売中


 豊田スタジアムに設置されるサービスパークへの入場チケットは、まだ販売されているようでした。

 サービスパークではフルスピードで駆け抜けるWRカーを見ることはできませんが、各マニュファクチャラーのブースでサービスを受けるWRカーの様子を見ることができたりするので、ここはここで楽しむことができます。


サービスを受けるセバスチャン・ローブのシトロエンクサラ

 2004年の北海道ラリーでのサービスパークの様子は、以下の記事でも紹介しています


 今年は観戦の予定が立てられず、開催日が近づいて観戦できそうだったら余っているチケットを買って観戦しようかなと思っていたのですが、そうはいかないようですね。2004年の北海道ラリーでは、現地入りしてからも観戦チケットが購入できたので、空いた時間の観戦チケットを追加購入して楽しめたりしたのですが、今年は無理そうです。

 リエゾン区間のWRカーを応援したい気もするので、行けるようなら現地に赴き、そのときにサービスパークのチケットがまだ買えるようなら、サービスパークも楽しむ、そういう形でもラリージャパンを楽しめたらいいなと思っています。



2022年7月31日日曜日

SSTR2022参戦記 -千里浜ゴール-


 今年もSSTRに参加してきました。

 今年のSSTRは、2020年から参加している私としては初の5月開催となったため、10月開催では約10時間しかなかった日の出から日の入りまでの時間が、約14時間と4時間近くも伸びました。そこで今回のSSTR2022では下道縛りでの完走に挑戦し、無事、千里浜での日の入りを拝むことが出来たのでした。

 岐阜県の「道の駅 白川郷」から、感動の千里浜ゴールまでを紹介しています。


千里浜へ

 SSTR2022のここまでのことは以下の記事で紹介していますので、興味があればご覧ください。



山々の中から市街地へ


 15時頃に「道の駅 白川郷」を後にし、再びR156を北上します。

 すぐに「道の駅 上平 ささら館」があるので、立ち寄ります。

 さきほど休憩を取ったばかりなので、ここは立ち寄り登録を済ませるとすぐに出発し、再びR156を北上。

 千里浜ゴールが近いためか、前後にSSTRライダーが散見されます。

 道すがら五箇山のビューポイントがあったようだったのですが、気付くのが遅れて通過。

 さらに進むとR304への分岐があり、私はR304で砺波市の市街地を避けるルートを選択しました。前後に見えていたSSTRライダーは、そのほとんどがそのままR156を進んだようです。その先にある「道の駅 たいら 五箇山和紙の里」が指定道の駅になっていたからかもしれません。

 R304に乗り換えてトンネルを抜けると、もう市街地コースになってきて、しばらく進むと「道の駅 福光」に到着です。


市街地が見えてきました(R304より)

千里浜へ


 「道の駅 福光」が今回のSSTRでは最後の立ち寄りポイントの予定だったので、トイレ休憩、栄養補給、立ち寄り登録を済ませて、いよいよゴールの千里浜に向かいます。


「道の駅 福光」

 R304を北西に進み、r42に乗り換えて北上し小矢部に向かいます。

 R471に乗り換える手前で最後の給油を済ませ、r42からループ状の道路を通ってR471に乗り換えます。

 昨年はこのR471でSSTRライダーの集団が形成されて、全国各地からみんながここに集まってきたんだな、と独り感無量になっていたものでしたが、今年は日の入りにまだだいぶ時間があるせいか、そこまでの集団は形成されず、昨年ほどには感動しませんでした。

 R471からR159に乗り換え、今浜口に向かう交差点である「宿」でR249に乗り換えて北上し、千里浜IC方面へと向かいます。

 一部のSSTRライダーはそのまま今浜口に向かっていったので、もしかしたら今浜口から走れるようになったのかもしれないな、と思いつつも、そのまま千里浜IC方面へ向かいました。

 そうして千里浜ICへの交差点「兵庫町」で左折しr232へ乗り換え、いざ千里浜へ。


ただいま


 結局この日は、千里浜なぎさドライブウェイを通行できる区間は、この千里浜IC付近の入り口から千里浜レストハウスのある千里浜北口までの600mほどの区間だけとなっていたためもあって、のと里山海道から大渋滞となっていました。

 なんとか大渋滞を耐えて千里浜なぎさドライブウェイに入り、少し進んで駐車スペースを探してモンスター号を波打ち際に停車し、完走登録を済ませ、無事完走。


日の出から日の入りまでを走り抜けた相棒、モンスター号

千里浜に列を成すSSTRライダーたち、お疲れさまでした

 強風のためか、ゴールゲートも設営されていませんでしたが、出迎えてくれる人たちの「おかえりー」に心の中で「ただいま」とつぶやきながら、左手を挙げて応える。

 こうして今年のSSTRも無事完走したのでした。


また来年、千里浜で

 SSTR完走翌日のアフターSSTRのことは以下の記事で紹介していますので、興味があればご覧ください。




2022年7月24日日曜日

ラリージャパン2022

 一向に落ち着かないCOVID-19のせいで開催中止となってしまった2020年のラリージャパン。翌年の開催を予定していましたが、結局2021年も残念ながら開催中止となっていました。

 すっかりウォッチするのを忘れていましたが、そのラリージャパンがいよいよ本年2022年、開催されるようです。



ラリージャパン2022


 今年は、11月10日(木曜日)から11月13日(日曜日)にかけて愛知県・岐阜県に跨って開催されます。

 詳しくは下記公式サイトをご覧になるとよいでしょう。

 セレモニアル・スタート、サービスパーク、セレモニアル・フィニッシュ、は豊田スタジアムで行なわれるようで、SSには9箇所観戦エリアが設けられているようです。

 セレモニアル・スタートがスタジアムで開催されるということは、セレモニアル・スタートを観るのにもチケットが必要ということになりそうです。

 2004年に北海道で開催されたラリージャパンでは帯広の街中でのセレモニアル・スタートだったので特にチケットを購入しなくても雰囲気を味わえたのですが、今年はそうはいかないようですね。

 また2004年に北海道で開催されたときの、2台が同時に走行するようなスーパーSSは無いようです。岡崎会場がSSSと表記されていますが、スーパーSSというよりショートSSの略式表記なのかな。

 サービスパーク(豊田スタジアム)のチケットはもう販売されていて、SS観戦チケットは7月28日から販売開始されるそうです。

 ぜひ観戦に行きたいところですが、今年は予定が合わないかな。直前になって行けるようでそのときにまだ観戦チケットが購入できるようだったら行ってみようかな。

 観戦チケットが売り切れてしまっていても、リエゾン区間で公道を走るWRカーを観ることが出来ると思うので、開催エリアに足を運んでもいいかもしれません。




2022年7月16日土曜日

SSTR2022参戦記 -アルプス越え-


 今年もSSTRに参加してきました。

 今年のSSTRは、2020年から参加している私としては初の5月開催となったため、10月開催では約10時間しかなかった日の出から日の入りまでの時間が、約14時間と4時間近くも伸びました。そこで今回のSSTR2022では下道縛りでの完走に挑戦し、無事、千里浜での日の入りを拝むことが出来たのでした。

 長野県の「道の駅 日義木曽駒高原」から岐阜県の「道の駅 白川郷」までを紹介しています。

 SSTR2022のここまでのことは以下の記事で紹介していますので、興味があればご覧ください。



開田高原越え


「道の駅 日義木曽駒高原」から「道の駅 飛騨たかね工房」

「道の駅 日義木曽駒高原」を出るとR19を再び南下し、R361に乗り換えて開田高原経由でアルプス越えを狙います。R361は九蔵峠付近で通行止めとなっていましたが、この通行止め区間はr20で回避できそうだったため、今回のルート候補に組み入れていました。

 R361を快適に流すと雪をまとった綺麗な御嶽山の山容が目に飛び込んできました。思わず、道沿いにあったビュースポットに駆け込み、しばし美しい景色を堪能した後、同じくビュースポットで景色を堪能していた3人組のSSTRライダーさんたちと軽く会釈を交わし、再びアルプス越えに戻ります。


美しい御嶽山

 無事にアルプス越えを果たすと、R361沿いにある「道の駅 飛騨たかね工房」で一服。ここでは飛騨牛串焼をいただきました。注文してからじっくり焼き上げてくれて、おまけに串団子をつけてくれました。


「道の駅 飛騨たかね工房」

 駐車場に並ぶSSTRライダーのバイクを眺めながら、飛騨牛串焼と串団子をいただいて、水分補給とトイレ休憩も済ませると、立ち寄り登録を行なって、「道の駅 飛騨たかね工房」を後にします。


「道の駅 ななもり清見」


「道の駅 飛騨たかね工房」から「道の駅 ななもり清見」

 関東からSSTRに参戦する場合は、このアルプス越えが一つの難所になると思いますが、無事アルプス越えを果たしたのでだいぶ完走が見えてきました。ここからはひとまず高山を越えて、「道の駅 ななもり清見」を目指します。

 「道の駅 飛騨たかね工房」を出てR361を進むとすぐに、「道の駅 ひだ朝日村」に到着。さきほど休憩をとったばかりなので、ここでは立ち寄り登録のみに留め、すぐに出発します。


「道の駅 ひだ朝日村」

 R361をこのまま進むと、R158にぶつかって高山の市街地を通り抜ける感じになるのですが、この市街地での渋滞を避けるために、R361から脇道に逸れ、宮峠を経由してR41に乗り換えてからR158に入るルートを採りました。

 R158を西に少し進むと「道の駅 ななもり清見」に到着です。

白川郷へ

「道の駅 ななもり清見」から「道の駅 白川郷」

 「道の駅 ななもり清見」でトイレ休憩と立ち寄り登録を済ませここからのルートの再確認を行ないます。

 「道の駅 ななもり清見」の正面から、中部縦貫自動車道に乗れるので、時間に余裕がなかった場合にはここから高速に乗って時短することも想定していましたが、今回は時間に余裕があったので、あえて旧道のR158を走り、オール下道完走を目指します。

 中部縦貫自動車道の飛騨清見IC付近からr478を北上し、R360に乗り換えて天生峠を越えて白川郷に至るのが最短ルートと思われますが、r478が通行止めとなっているため、遠回りになりますがR158を一旦南下してからR156を北上するルートを採ることになります。

 「道の駅 荘川」でトイレ休憩と立ち寄り登録を済ませると、R158-R156を北上します。このルート上には御母衣ダムがあり、ヘアピンを抜けると視界に飛び込んでくる石積みの威容は圧巻です。


「道の駅 荘川」

「道の駅 飛騨白山」

 こうしてR158を北上し、「道の駅 飛騨白山」で立ち寄り登録を行ない、R158を北上し続けると、「道の駅 白川郷」に到着します。


「道の駅 白川郷」

 ここまでまとまった食事はしてきていなかったので、「道の駅 白川郷」でちょっと遅めの昼食を摂ることにしました。

 「グランマ」さんが美味しそうなハンバーガーを焼いていたので、これをいただくことに。メニューもいろいろあったのですが、やっぱりここは飛騨牛なのかな、ということで飛騨牛を使用した「ぜいたくバーガー」をいただくことにしました。

 焼きあがるまで少し時間がかかるとのことだったので、道の駅をぶらついたりメールをみたりしていたところ、SSTR事務局からメールが来ていることに気付きました。

 メールに拠れば、残念なことに天候の影響で千里浜なぎさドライブウェイは今浜口は閉鎖され、千里浜IC付近からの短い区間のみ走行可能となってしまっているとのことでした。確かに雨の気配はなかったものの、風が強かったので高波などの影響がでたのかもしれません。

 「ぜいたくバーガー」で腹ごしらえしつつ、ナビのルートを今浜口から千里浜IC付近の入り口に変更し、立ち寄り登録を済ませると、ゴールの地、千里浜を目指します。


飛騨牛「ぜいたくバーガー」

続きはコチラ



2022年7月9日土曜日

Googleマップに代わるオフラインスマホナビ

 古いスマホにGoogleマップ(グーグルマップ)をダウンロードして、オフラインスマホナビとして使っていましたが、少し前からGoogleマップがオフラインだとリルート(ルートの再検索)してくれなくなってしまっていました。

 かつてのようにオフラインでもリルートしてくれるようにならないかといろいろと試してみたのですが解決策が見いだせず、とうとうGoogleマップをオフラインナビとして使うことを諦めました。



古いスマホ+Googleマップ+オフライン地図=オフラインナビ


 SSTRなど時間の制約があるツーリングをするにあたっては、ルートミスは致命的なのでバイクにもナビを取り付けたいと思っていたのですが、バイク用のナビとなると防水性能が求められるためお値段がかなり張るのがネックとなっていました。

 そんなとき昔使っていた古いスマホが家に眠っていたのを思い出し、Googleマップでオフライン地図をダウンロードできることから、このスマホにGoogleマップのオフライン地図をダウンロードして、Googleマップをバイク用のナビとして活用していました。



 もちろん普段使っているメイン機のスマホを使ってオンラインナビとして使えばいいのですが、メイン機をツーリングという過酷な環境に曝して故障した時のことを考えると、ちょっと躊躇してしまいました。

 また、月に数回しか使わないこのナビ用の古いスマホに対し、回線契約するのももったいないので、オフラインナビとして使用していました(どうしてもオンラインにしたいときはテザリングでメイン機に繋いで使う、という選択肢もあります)。


Googleマップがオフラインだとリルートしなくなった


 ところが去年の暮れあたりから、Googleマップのナビが、ルートを外れた時のルートの再検索(リルート)をしてくれなくなってしまったのです。


Googleマップがオフラインだとリルートしてくれなくなった

 Googleマップアプリ自体を更新したり、オフライン地図をダウンロードし直したりしてみたのですが、この症状は改善しませんでした。

 メインで使っているスマホにテザリングしてオンラインにすると、リルートしてくれるので、オフラインだとリルートしない、というのはGoogleマップがそういう風に仕様変更したものと考え、Googleマップをオフラインナビとして使用することは諦めました。


楽天モバイル無料+MobiLink


 そうこうしているうちに、古いスマホの持病だったタッチパネルのタッチが効かなくなるという故障が再発してしまったため、古いスマホをバイク用のナビにする運用ができなくなってしまいました。

 この頃は、SSTR2022の参戦日も近かったこともあってナビをなんとしても導入したかったため、当時、通信料が1GB以下であれば無料であった楽天モバイルを契約して新たな端末を手に入れることにしました。

 通信料が1GB以下であれば無料であったためオフラインに拘る必要がなくなり、もともとナビとしての使い勝手が悪いと感じていたGoogleマップの使用を止め、ナビ用アプリであるMobiLinkを使うことにしました。

 楽天モバイル+MobiLinkの運用でSSTR2022に臨み、無事に日の入り前に千里浜に着くこともできました。日の出出発地までの移動時間と、千里浜から宿までの移動時間を含む18時間の移動で使用した通信量は170kB程度で、凡そ10kB/Hの通信量といったところでした。

 これから考えると、通信料を1GB以下に収めて無料で運用するためには、ツーリングにかける時間がひと月あたり100時間以下であればよく、毎週末ツーリングに出たとしても、25時間/ツーリングとなるため、十分無料で運用できそうでした。


楽天モバイル無料終了 → オフライン+OrganicMaps運用へ


 ところが、楽天モバイルが1GB以下無料のサービスを取りやめてしまったので、楽天モバイル無料+MobiLinkでのナビ生活は終焉を迎えることになりました。

 MobiLinkはナビとして使いやすかったために残念です。

 というわけで、オフラインで使えるナビアプリを再び探し、現在はOrganicMapsをオフラインナビとして使用しています。


オフラインで使えるナビアプリ、OrganicMaps

OrganicMapsは県ごとに地図データをダウンロードできるようになっているため、あまり行く機会のない西日本のデータなどはダウンロードしない、ということもできます。

県ごとに地図をダウンロードできます

 埼玉県在住の私としては、現在のところ、関東近県+中部+東北の地図データをダウンロードして運用しています。

 ただ、このOrganicMaps、ルート探索があまり賢くないようで、ちょっと距離のある目的地だとルート探索に結構時間がかかります。

 また、もっと距離がある目的地だと、例えばSSTR2022で出発地とした酒匂海岸からSSTRのゴールである千里浜なぎさドライブウェイのルートを探索させても、「ルートを検索できません」となってしまうので、少し使い方にコツがいるかもしれません。

 私のツーリングのスタイルとしては、ルート探索をナビ任せにすることは少なく、途中途中に通過したい経由地を設定してツーリングする感じなので、いまのところはまあなんとかなるのかなと思っています。

 とはいうものの、MobiLinkの使い勝手がよかっただけに、MobiLinkがいつかオフラインで使える日が来るのを心待ちにしていたりします。

 メインで使っているスマホをナビにするなり、メインで使っているスマホにテザリングで繋ぐなりして、オンライン+MobiLinkという運用の軍門に下る日はそう遠くない気もします。



2022年7月3日日曜日

SSTR2022参戦記 -木曽路へ-


 今年もSSTRに参加してきました。

 今年のSSTRは、2020年から参加している私としては初の5月開催となったため、10月開催では約10時間しかなかった日の出から日の入りまでの時間が、約14時間と4時間近くも伸びました。そこで今回のSSTR2022では下道縛りでの完走に挑戦し、無事、千里浜での日の入りを拝むことが出来たのでした。

 山梨県の道の駅「道の駅 信州蔦木宿」から「道の駅 日義木曽駒高原」までを紹介しています。

 SSTR2022のここまでのことは以下の記事で紹介していますので、興味があればご覧ください。



うれしい応援


 「道の駅 信州蔦木宿」を出発しR20を茅野まで北上します。

 ここだったか記憶が曖昧なのですが、R20を北上中、瀬澤大橋を過ぎてR20がヘアピンで高度を上げて立場川を離れる辺り、なんか道端にバイクが1台停まっているな、と思っていたら、通り過ぎる直前にフリップを出して手を振ってきました。手にしたフリップには「SSTR頑張れ」の文字が。ソロ参加の身としては、こんな沿道からの応援に訳も分からずグッときてしまったりします。


声援をありがとう、無事、千里浜に着いたよ

 「頑張るよ、いいペースで来ているよ」と心の中で応え、軽く左手を挙げて、通り過ぎます。直前の「道の駅 信州蔦木宿」に数台いたSSTRライダーたちも、彼の声援を受けて、これからのアルプス越えに力をもらったことでしょう。

 このような、参加している人以外も楽しめるイベントって本当にいいなと思います。


道の駅 日義木曽駒高原


「道の駅 信州蔦木宿」から「道の駅 日義木曽駒高原」まで

 R20も諏訪に近づくとだんだんと市街地を走るようになり、予想していた通り、交通量も増えて流れが悪くなってきました。

 そんなR20の渋滞に耐え、茅野付近でr16に乗り換え、R152に突入します。

 R152に入った途端、交通量はほぼなくなり、快適に杖突峠を越えて高遠までいいペースで進むことが出来ました。

 このルートは一時的にであれゴールである千里浜から離れる南下するコースなので、SSTRライダーはこの道を通らないのではないかと思ったのですが、前方を3人組のライダーがいいペースで流していました。

 高遠でR152はR361の分岐を迎えるのですが、事前にルート検索した時にはグーグル先生からは、この時間帯のR361は交通量が多いと聞いていたので、R361から一本奥に入ったr209を通って、伊那市街を抜けてからR361に戻るルートを取りました。

 実際のR361の混み具合はわからないので何とも言えませんが、r209は天竜川沿いを走る快走ロードで、たまにローカルのゆったり走る車にひっかかたりしたものの、長閑な景色の中を走る気持ちのいい道だったのでさほど苦にならずに走ることが出来ました。

 一カ所曲がるところを間違えて、結局市街地の渋滞に嵌ったものの、何とか伊那市街をやり過ごし、伊那西部広域農道を通ってR361に戻ってくると、再びSSTRライダーを目にするようになりました。

 このままR361を西に進み、通行止めとなっていた権兵衛峠をトンネルで躱し、R19に合流しR19を南下するとすぐに、「道の駅 日義木曽駒高原」に到着です。


「道の駅 日義木曽駒高原」

 このセクションは約80㎞くらいの移動距離だったので、ここでしばらく休憩します。

 この時間になると、道の駅もオープンしているので、何か食べようかと道の駅を散策。

 結局、食事というよりも、五平餅と缶ジュースの軽いエネルギー補給に留めました。

 この道の駅にも多くのSSTRライダーが立ち寄っていました。

 私がモンスター号を停めると、前に停めていた400Xの紳士が声を掛けてきました。彼もかつてはドゥカティ乗りだったそうで、STに乗っていたとのことでした。私のモンスターが400であることを知って、400のモンスターがあるんだ、と驚いていました。

 もう少しトルクが欲しくなることもありますが、ぶん回せば十分だったりするので、私の身の丈に合った愛馬だと思っています。とはいえ、もう少し、600くらいはあってもいいかな、と思うことが多かったりしますが。

 400Xの紳士と別れを告げ、トイレ休憩、食事休憩、道の駅から見える駒ヶ岳をしばし堪能した後は、いよいよ私にとっては未踏のルートであるR361開田高原ルートへと向かいます。


「道の駅 日義木曽駒高原」から見る駒ヶ岳

続きはコチラ

2022年6月24日金曜日

SSTR2022参戦記 -糸静線を抜けて-


 今年もSSTRに参加してきました。

 今年のSSTRは、2020年から参加している私としては初の5月開催となったため、10月開催では約10時間しかなかった日の出から日の入りまでの時間が、約14時間と4時間近くも伸びました。そこで今回のSSTR2022では下道縛りでの完走に挑戦し、無事、千里浜での日の入りを拝むことが出来たのでした。

 山梨県の道の駅「道の駅 にらさき」から「道の駅 信州蔦木宿」までを紹介しています。

 SSTR2022のここまでのことは以下の記事で紹介していますので、興味があればご覧ください。



道の駅 にらさき


 この区間が今回一番の時間的難所と想定していたところでした。予想通り、交通量と信号が多く、ペースが上げられず、走っていても楽しくない区間でした。

 ルートを検討していた時点では、場合によってはこの区間は中央自動車道ですっ飛ばすことも考えていました。しかしながら、ここまでは順調に来ていたので、ここも下道でチャレンジすることにしました。

 修行のようにR20の渋滞に耐え、韮崎付近でR141に乗り換えて、しばらく進むと「道の駅 にらさき」へ到着です。


「道の駅 富士吉田」から「道の駅 にらさき」まで

 ここ「道の駅 にらさき」は指定道の駅となっているのもあって、多くのSSTRライダーたちが訪れているようでした。

 道の駅入り口には小さなお子さんを連れた家族が、SSTRライダーたちに手を振っていました。なんとなくWRCなどといったラリーのリエゾン区間を彷彿とさせる光景でした。SSTRに出走していなくても楽しめる、今後もそんないいイベントであってほしいと思いました。


「道の駅 にらさき」

 この時点でもまだ道の駅の開店時間にはなっておらず、トイレ休憩と立ち寄り登録を済ませると道の駅を後にします。

 ここ「道の駅 にらさき」で立ち寄りポイントを獲得したことで、完走条件の一つである「立ち寄りポイント15ポイント以上獲得」も達成したことになり、あとは、日の入り時刻までに千里浜に到達すれば完走となります。

 「道の駅 にらさき」の出入り口から右折してR141を北上するわけですが、左からは「道の駅 にらさき」に入っていくSSTRライダーが次々とやってきてその車列が途切れず、なかなか「道の駅 にらさき」を出れなかったのには思わず苦笑いをしてしまいました。


道の駅 はくしゅう、道の駅 信州蔦木宿


「道の駅 にらさき」から「道の駅 信州蔦木宿」まで

 R141からr611、r612を経て、再びR20に乗り北上を続けます。

 ここまで来るとR20も市街地を抜けており、快適に流れるツーリングロードの相を呈してきます。

 R20沿いにある、「道の駅 はくしゅう」、「道の駅 信州蔦木宿」で立ち寄り登録を済ませ、ここからのルート取りを再考します。


「道の駅 はくしゅう」今度はゆっくりウイスキーでも飲みたいですね

「道の駅 信州蔦木宿」

 ここまでで想定より2時間ほどアドバンテージを得られていたので、この先もオール下道で日の入り時刻までに千里浜に着く可能性はまだありました。

 距離的に無難なのは、このままR20-R19を北上し、R158で安房峠(安房トンネル)越えで高山に抜け、R472-R471を北上して富山に抜けるルートと考えていましたが、R158が観光地である上高地につながる国道であるため観光バスによるペースダウンの恐れがあったのと、R472で富山に抜けるとそのあとは市街地走行になるため、ここもペースが上がらないうえに走っていて面白味が無さそうに感じていました。

 そこで、茅野からR152を一旦南下し、伊那に抜けてからR361で開田高原を越えて高山に抜け、R158で「道の駅 ななもり清見」を目指すルートを取ることにしました。

 このルートだと、距離は嵩むものの諏訪湖付近のR20の市街地も回避できるため、なんとかなる可能性があると考えました。また万が一時間が足りなくなった場合には、ななもり清見から中部縦貫道-東海北陸道を使ってすっ飛ばすという選択肢もあるので、こちらのルートでオール下道での完走に挑戦することにしました。


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2022年6月18日土曜日

SSTR2022参戦記 -出発-


 今年もSSTRに参加してきました。

 今年のSSTRは、2020年から参加している私としては初の5月開催となったため、10月開催では約10時間しかなかった日の出から日の入りまでの時間が、約14時間と4時間近くも伸びました。そこで今回のSSTR2022では下道縛りでの完走に挑戦し、無事、千里浜での日の入りを拝むことが出来たのでした。

 日の出とともにスタートした酒匂海岸から、山梨県の道の駅「道の駅 にらさき」までを紹介しています。

 SSTRスタート前のことは以下の記事で紹介していますので、興味があればご覧ください。



道の駅 足柄・金太郎のふるさと


酒匂海岸から「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」まで

 酒匂海岸を出て10㎞くらいのところにある「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」に立ち寄ります。

 ここは「指定道の駅」にもなっているため、酒匂海岸を出たSSTRライダーのほとんどが立ち寄るような感じで、酒匂海岸を出発してからも、SSTRライダーによる集団が形成されて、みんな一緒にこの道の駅に吸い込まれていくような感じでした。


「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」

 SSTRあるあるの一つだと思うのですが、SSTRでは日の出直後に立ち寄る道の駅は、時間が早いためにまだ開店していないことが多い、というのがあります。

 ところがここ「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」では、この日はSSTRに合わせて、5時前だというのに施設の一部を開けて、SSTRライダーを迎え入れてくれていたのでした。

 この恩に少しでも報いようと、トイレ休憩を済ませた後に、テント下で売っていたおにぎりと足柄茶を購入させていただきました。

 駐車場の隅で、次から次へとやってきては出発していくSSTRライダーを眺めながら、おにぎりでエネルギー補給をしておきました。

 おにぎりを食べ終わると、「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」を後にしました。


道の駅 ふじおやま


「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」から「道の駅 ふじおやま」まで

 「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」を出ると、すぐに足柄峠があるのですが、まだスタートしたばかりで時間に余裕があるか見えない状況だったので、寄り道せずに素直にR246に抜けて、R246を西に進んで、「道の駅 ふじおやま」に向かいました。

 R246は、まだ早い時間なのに思いのほか交通量があり、気持ちよく流せる感じではありませんでした。

 のんびりとR246を走り、ようやく「道の駅 ふじおやま」に到着


「道の駅 ふじおやま」

 ここではまだ道の駅も開いていないので、立ち寄り登録だけ済ませて、早々に出発しました。


道の駅 すばしり


「道の駅 ふじおやま」から「道の駅 すばしり」まで

 「道の駅 ふじおやま」を出ると、R246からr151に乗り換えて「道の駅 すばしり」を目指します。

 r151は交通量も少なく、快適に流して「道の駅 すばしり」へ。


「道の駅 すばしり」

 「道の駅 すばしり」は富士山の麓にある道の駅で、車中泊をしていたと思われるキャンピングカーも多く駐車していました。

 ここでも、トイレ休憩と立ち寄り登録を済ませて、次の道の駅へ向かいます。

 「道の駅 すばしり」からは「東富士五湖道路」にすぐ乗れるようになっていますが、今回は下道縛りで向かう予定なので、R138で山中湖方面へ向かいます。


道の駅 富士吉田


「道の駅 すばしり」から「道の駅 富士吉田」まで

 R138が山中湖にぶつかり、左折してすぐの左側にある「三島由紀夫文学館」の駐車場に駆け込みます。

 この日は、この「三島由紀夫文学館」が「びっくりボーナスポイント」として3ポイント取得できる地点に指定されていました。

 この3ポイントを取らなくても完走条件である15ポイントは達成できる予定だったので立ち寄るつもりはなかったのですが、前を走っているSSTRライダーが曲がったので、ついつられてしまって、私も駐車場で立ち寄り登録をして3ポイント獲得させていただきました。

 再びR138に戻り、忍野八海の脇を抜けると、「道の駅 富士吉田」に到着です。


「道の駅 富士吉田」

 ここ「道の駅 富士吉田」はモンベルさんがはいっていたり「富士山レーダードーム館」があったりして、見所豊富な道の駅なのですが、どれもまだ開いていないのと、今回の目的はそこではないので、ここでもトイレ休憩して立ち寄り登録を済ませると道の駅を後にします。

 R137を北上し、「御坂みち」で山梨へ抜け、R20との交差点でR20に乗り換え、「道の駅 にらさき」へ向かいます。


続きはコチラ

2022年6月11日土曜日

SSTR2022 参戦記 -夜明け前-

 今年もSSTRに参加してきました。

 今年のSSTRは、2020年から参加している私としては初の5月開催となったため、10月開催では約10時間しかなかった日の出から日の入りまでの時間が、約14時間と4時間近くも伸びました。そこで今回のSSTR2022では下道縛りでの完走に挑戦し、無事、千里浜での日の入りを拝むことが出来たのでした。

 今回は、スタートまでの様子を紹介します。



SSTRとは


 SSTRとは、「Sunrise Sunset Touring Rally(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)」の略称で、オートバイ冒険家の風間深志さんが発案したツーリングイベントです。

SSTRのホームページはコチラ

 各自、日の出とともに日本列島の東海岸を出発し、道の駅やSA/PAなどに立ち寄りポイントを稼ぎ、一定数以上のポイントを獲得しつつ、その日の日没までに日本で唯一自動車が走ることのできる砂浜である日本海の石川県千里浜に到着することを目指す、というイベントです。

 全国各地から日の出とともに出発したライダーたちが、千里浜なぎさドライブウェイに集まってくる。その日一日、同じ目的を持って走り続けたライダーたちが千里浜に集まる、そんなことにうるっと来てしまうようなバイクのイベントです。


SSTR2022日の入り直前の千里浜なぎさドライブウェイ

スタート地点


 10月開催のSSTRでは、日の出の方角は南寄りの東だったため、東京湾の北岸でも多くの場所から海から昇る太陽を拝むことが出来ていました。よって、これまでは自宅からの移動時間をなるべく短くするために千葉県の塩浜をスタート地点としていました。

 しかし、今回の5月開催では、日の出の方角は北寄りの東となるため、東京湾北岸では陸地から日が昇ることになり、少し南下しないと海から昇る太陽を拝めません。

※ ちなみに海から昇る太陽を拝める場所からスタートしなければならないというルールはありません、あくまで個人的な拘りです

 こういった日の出の方角に加え、今回のSSTRではオール下道での完走を目標としたので、スタート前に少しでも千里浜に近づいておきたいというのもあって、スタート地点は神奈川県は小田原の酒匂海岸としました。


SSTRに向けて酒匂海岸を下見

スタート地点へ


 私が参戦した5/28の小田原の日の出は4:32なので、午前2時前に起床し急いで身支度を済ませると、首都高-東名-小田厚と乗り継いで出発地点である酒匂海岸に向かいます。

 前日までの雨は止み、路面もほぼドライとなってコンディションは上々でしたが、東の空では時折雲の中を稲光が走り、天候の不安も完全には拭いきれないスタートとなりました。

 小田原東ICで小田厚を降り、SSTRスタートに備えて燃料を満タンにして、参加賞として本大会のスポンサーでもあるシュアラスターさんのLOOPパワーショットも投入して、いざ酒匂海岸へ。

 4時前にもかかわらず、酒匂海岸にはSSTRライダーが数十台集まっており、あとから来たライダーはバイクの駐輪場所に困るほどの盛況ぶりでした。


SSTRライダーたちでいっぱいの酒匂海岸

 海岸で海を眺めながらゼリー飲料でカロリー補給をしたりしながら日の出を待ちます。

 やがて東の空の雲間にオレンジ色の光が見え始め、待望の日の出を迎えます。空には雲が多く日の出は拝めないかとも思ったのですが、燃えるような太陽が湘南平の山陰から顔を出し、いよいよSSTRの幕が切って落とされたのでした。


日の出、SSTRスタートです