2023年10月15日日曜日

ラリージャパン2023観戦のススメ ~豊田スタジアムSSS~


 今年もWRCが日本で開催されます。さらに今年は、去年は無かった豊田スタジアムでのSSSが開催されるようです。


SS: Special Stage スペシャルステージ


 WRCには、「如何に早く走り抜けることができるか」を競い合う「SS」と呼ばれる「Special Stage」という区間があります。そのSSの特別版がSSS「Super Special Stage」です。

 通常のSSは、封鎖した一般道をコースとしていて、その区間をWRカーが一台ずつ走ってその時間を競うことになります。そして観客は、そのコースの要所要所に設けられた観覧エリアに待機し、猛スピードで通過するWRカーの戦いっぷりを観戦するわけです。

 つまりSSでの観戦は、「観覧エリアで待ち続けて散発的にやってきて一瞬で目の前を走り去る」WRカーを見ることになります。もちろんコアなファンはそれでも十分楽しめるし、そういうコースでこそ見れるシーンがあると思うのですが、そこまで熱いファンじゃない方には、ちょっと間延びするのも事実だと思います。


第20回 日本アルペンラリー(2002年)のSSの一コマ

SSS: Super Special Stage スーパースペシャルステージ


 ところがSSSは、コース全体を見渡せるコンパクトなコース設定となっていて、場合によっては2台が同時に走るようになっている、こともあります。2004年に北海道帯広で日本で初めてWRCが開催されたときは、特設スタジアム内のコースで2台同時出走のSSSが設定されていました。


ラリージャパン2004 札内SSSでの一コマ

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 今年2023年のラリージャパンでも豊田スタジアムのSSSは球場内にコースが組まれて2台同時出走となるようです。


初心者には豊田スタジアムSSS観戦がおススメかも


 コース全体を見渡せる豊田スタジアムSSSでは、WRカーの走りをスタートからゴールまで観戦することができますし、別レーンではあるものの2台同時出走するので、見た目ですぐ「どっちが早かった」というのもわかるので、初心者でも十分楽しむことができると思います。豊田スタジアムSSSだと、トイレが充実していたり、スタジアムのすぐ外ではイベントが開催されていたり、すぐに市街地に出れたり、といったメリットもあると思います。


ラリージャパン2022の豊田スタジアム

 いよいよ一か月後に迫ったラリージャパン2023、SSSのチケットはまだ入手可能なようなので、ぜひ楽しまれてはいかがでしょうか。



2023年8月27日日曜日

ラリージャパンを見に行こう

 今年もWRC(World Rally Championship)が日本にやってきますね。

 2020年に10年ぶりに日本で開催されることになったものの、COVID-19の蔓延により中止、翌2021年も中止となり、昨年2022年にようやく12年ぶりにWRCが日本で開催されました。

 そのWRCが今年も日本で開催されます。そして、現在チケット販売中となっています。

 今回は、SSのチケットがなくても楽しめるWRCの楽しみ方を紹介します。



SSのチケットを買い逃す


 昨年は本州の人にもアクセスしやすい愛知・岐阜開催ということもあってかSS(Special Stage: WRカーが公道の閉鎖された区間を異次元のスピードで走り抜けタイムを競う区間)のチケットは早々に完売。

 久々に見に行きたいなと思っていたもののSSのチケットが買えなかったのでどうしようかと迷いましたが、公道を走るWRCカーを見たい(リエゾンと呼ばれるSSからSSの移動は、WRCカーが閉鎖されていない一般道を走行するのです)、あの熱狂に浸りたい、という思いが勝り、わが家のゴルフ号、フォルクスワーゲン ゴルフ3、を駆って、WRCラリージャパンの開催される愛知・岐阜に乗り込んだのでした。


SSのチケットがなくても楽しむ:リエゾン


 SSのチケットがないので、SS以外でWRCを楽しむことになります。先にも書きましたが、WRCではSSからSSへは、閉鎖されていない公道をWRCカーが走って移動することになります。このSSからSSへの移動区間をリエゾンといい、この区間は閉鎖されていない公道なので、当然われわれ一般の車も走ることができますし、公道なので、チケットがなくても当然立ち入ることができるので、間近にWRCカーを見ることができるとってもお得な楽しみ方なのです。


信号待ち中のWRCカー

SSのチケットがなくても楽しむ:サービスパーク


 昨年は、今年と同様、豊田スタジアムにサービスパークが設置されました。サービスパークとは、WRCカーがメンテナンスを行なう場所のことで、各マニュファクチャラーのサービステントが設定されている他に、キッチンカーや物販コーナーが並んだりしています。

 ここへ入場するにはチケットは購入しなくてはならないのですが、SSほど争奪戦が激しくなく、昨年はふらっと立ち寄って当日券を購入して入場できたと思います。

 豊田スタジアム内では、SSの様子が中継されたりしていたので、SSのチケットが購入できなくてもリアルタイムでWRCの熱を共に感じることができると思います。


サービスパークが設置された豊田スタジアム

 皆さんも今年のラリージャパンを楽しんでみてはいかがでしょうか。



2023年7月1日土曜日

奥飛騨観光 ~SSTR2023によせて~

 今年もSSTR2023が開催されました。

 バイクを降りてしまった身としては、SSTRに参加することは叶わないのですが、SSTR開催に合わせて、わが家のゴルフ号、フォルクスワーゲン ゴルフ3、で奥飛騨観光をしてきました。



早朝出発 まるでSSTR


 昨年のSSTR、SSTR2022、に参加したときは気にならなかったのですが、関東から飛騨高山まで車で行こうとすると、案外時間がかかります。

 なので、飛騨高山を十分観光しようとすると、早朝に家を出ました。さすがにSSTRばりに、日の出とともに出発、とまではいきませんでしたが。


SSTR2022のゼッケンをつけて、ゴルフ号で参戦!?

 今回は観光がメインなので、ゴルフ号で高速道路をひた走り、中央道松本ICまで一気に進むルートを採りました。

 途中、談合坂SA、諏訪湖SAで休憩を取ったのですがSSTRのゼッケンをつけたバイクがたくさん停まっていました。みなさんの快走を祈念しつつ、こちらも先を急ぎます。


R158 道の駅 風穴の里


 SSTR参加時はR158の混雑を恐れて、R158を避けるルートを選択していました。この日はあくまで観光だったので、観光道路であるR158にてアルプス越えを行ないました。

 途中、SSTRライダー御用達であろう「道の駅 風穴の里」にも立ち寄ってみました。

 まだ少し早い時間だったためか、SSTRライダーでごった返している、ほどではありませんでしたが、早々に石川入りを狙っていると思われるSSTRライダーが多く休憩を取っていました。


SSTRライダーもちらほら見受けられた「道の駅 風穴の里」

R471 道の駅 スカイドーム神岡


 R158安房トンネルでアルプス越えを果たした後は、R471に乗り換えて「道の駅 スカイドーム神岡」に立ち寄りました。

 「道の駅 スカイドーム神岡」には「カミオカラボ」が併設されており、「スーパーカミオカンデ」などが紹介されています。

 ちょっとこじんまりとした施設なのですが、スーパーカミオカンデに使用されている光電子倍増管のレプリカが壁に並べられていて、鏡を置いてずっと下まで並べられているように見えるような工夫がされていたり、一生懸命施設内の説明をしてくれるガイドのお兄さんがいたりと、入館料が無料であることを考えると、十分に楽しい施設でした。


R41 R472で高山へ 


「道の駅 スカイドーム神岡」で「カミオカラボ」を堪能した後は、SSTR2022の帰り道でも通ったR41からR472に乗り換えて高山入り。

 宿に車を停めて、古い街並みを散策しつつ、高山の地ビールや地酒を飲み歩き、翌日、白川郷まで足を延ばしたのち、帰路についたのでした。


白川郷を見下ろす