SSTRというバイクイベントに参加してきました。ここではそのイベントに参加した時のことを紹介していきます。
SSTRとは
SSTRとは、「Sunrise Sunset Touring Rally(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)」の略称で、オートバイ冒険家の風間深志さん発案のツーリングイベントのことです。
日の出とともに各自日本列島の東海岸からスタートし、道の駅やSA/PAなどに立ち寄るなどの課題をこなしつつ、その日の日没までに日本海の千里浜にゴールするというイベントになります。
例年ですと、ある開催日に全国各地のからライダーたちが各自のスタート地点から一斉にスタートし、日没間際の千里浜に大集結するという形だったそうなのですが、今年のSSTR2020はコロナウィルス感染拡大防止の観点から、10/1~3/31の間の各々好きな日に千里浜に向かって走る、という分散開催となりました。
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千里浜の夕陽を目指して集まったバイク乗りたち |
SSTRとの出会い
私がSSTRというイベントを知ったのは、昨年2019年の年初でした。この時期は、SRX号での転倒により、日常生活以上に体を動かすことができない状態だったので、バイクに乗ることはおろか、傷ついたSRX号の修理に手を出すこともままならず、テレビを見たりスマホをいじったりするだけの日々を送っていたのでした。
この時点では、SRX号での転倒から、バイクに乗ることに対して家族の理解が得られず、一旦バイクを降りることになっていました。しかしながら、このことに対して気持ちの整理がついておらず、ネットサーフィンをすれば調べるのは、どの道を走ろうか、どんなテーマで走ろうか、などとバイクで駆けることに対することばかりでした。
そんなとき、偶然どこかのサイトでSSTRのことを目にし、すぐにSSTRのサイトで詳細を確認しました。私の中では、バイクのイベントというと、オーナーズ・ミーティングのようにどこかに集まってわいわい騒ぐものや、サーキット走行会、といったものしかイメージしていませんでした。どこかに集まるタイプのイベントは、集まった場所で楽しむことがメインであるように感じていて、敢えて参加したいと思うことはなく、走行会などは、運転が上手ではないので、これまた参加しようとは思わず、総じて、バイクのイベントに対して食指を動かされることは無かったのです。
ところがSSTRに関してはどうかというと、最終的には千里浜に集まってわいわい騒ぐのかもしれませんが、メインは「千里浜を目指して走ること」にあるように感じました。朝日とともに出発し、太陽を追いかけて日本海に沈む夕陽を見る。各地からたくさんのライダーが、それぞれの出発地から一つの目標に向かって突き進む。これが私の心に突き刺さりました。
こうしてSSTRに心を動かされた私は、バイク乗りにリターンした暁には参加しようと心に決めたのでした。
SSTR2020エントリー
いつかSSTRに参戦しよう、しかしそのいつかは近い将来ではない、そう思っていたのですが、その機会は思ったより早く訪れました。
バイクを降りて意気消沈していた私を見かねた家族から、リターンすることの許可が下りたのです。バイクに絶対は無いのは承知していますが、家族の思いを胸に、絶対に事故らないというこれまで以上に強い気持ちでバイクに向き合うつもりです。その後、SRX号は修理がままらない状態であったため泣く泣くSRX号との別れを決めたり、新たな相棒としてモンスター号を迎え入れたりといろいろあって、翌年2020年3月、念願のSSTR、SSTR2020のエントリーを果たしたのでした。
コロナウィルス感染拡大とSSTR2020
無事にSSTR2020にエントリーを果たしたものの、そのころから新型コロナウィルスが猛威を振るいだし、4/7には政府からの緊急事態宣言が発出される事態になりました。5/23開催予定となっていたSSTR2020は果たして開催されるのか、開催していいものか、いろいろ議論があったと思われますが、早々に5/23の開催を中止とし、10/24への開催延期が発表されました。
当初、緊急事態宣言は5/6までの予定となっており、5/23の開催は可能なのではないかという考えもあったかと思いますが、結局、GW中に緊急事態宣言の延長が発表され、最終的には緊急事態宣言の解除は5/25となったので、開催延期の判断は正解だったということになります。
その後、8月末になっても野外イベントは5000人までという政府の方針が解除されず、10/24開催予定となっていたSSTR2020は参加者の分散を計るため、10/1から3/31までの間をSSTR2020の開催期間とし、各自が好きな日程でSSTRを実施するという「My SSTR」という形で実施されることになったのでした。
SSTR2020参戦記 ~準備編~ へ続く