2021年8月21日土曜日

旅のお供のソフトバッグ

 わが家の愛鉄馬モンスター号、ドゥカティ モンスター400、にはリアキャリアがありません。そのため荷物積載能力は低く、リアキャリアを自作してハードトップケースを取り付けたりしていましたが、現在はソフトバッグをタンデムシートに括り付けるスタイルに戻ってきました。

 今回は旅のお供として選んだソフトバッグについて紹介します。



メインバッグ+サブバッグ


 先代のSRX号、ヤマハ SRX400、のときもソフトバッグで旅を楽しんでいたわけですが、貴重品から何からの持ち物すべてをそのソフトバッグに格納していたため、コンビニや道の駅、SAなどに立ち寄ってバイクを離れるたびに、ソフトバッグを外して携行する必要があって、それがかなり億劫でした。

 そこで、今回はメインバッグ+サブバッグの二段構成とし、メインバッグには着替え等を収納し、サブバッグには貴重品を収納し、降車した際には、メインバッグはそのまま車体に取り付けたままにしておき、サブバッグだけを切り離して持ち歩く、というスタイルを採ることにしました。


親亀子亀方式で、メインバッグの上に、サブバッグを取り付けています

メインバッグ = ドッペルギャンガーDBT511-BK


 メインバッグとして採用したのは、ドッペルギャンガーさんの「ターポリンツーリングドラムバッグ DBT511-BK」。

 ツーリングバッグは他のメーカーさんからも多種多様なものが発売されているので悩みましたが、デザインと価格で今回はこのバッグにしました。

 他のメーカーさんのツーリングバッグは機能性が突きつめられているせいか、いかにも”バイク用”といった感じのデザインで、アドベンチャー系のバイクで本気で使わないと似合わないかな、と感じました。

 その点、ドッペルギャンガーさんのこのバッグは、シンプルなドラムバッグなので、本気で使わなくてもカジュアルに使っても違和感ないかな、という気がして、私の使い方に合っているデザインのように感じたのです。

 また、ドッペルギャンガーさんのこのバッグはシンプルなつくりのせいか、お値段もリーズナブルで10000円を切る価格で入手できます。他のメーカーさんのものは15000円~といった価格帯のものが多かったので、お試しにソフトバッグを使ってみよう、という今回の状況では、手が出しやすかったというのもあります。

 使ってみての感想としては、いい感じに使えている、といったところでしょうか。

 タンデムシートに接する底面とバイクの前後方向になる側面の3面に補強板が入っていることで、しっかりタンデムシートに固定されている感じがします。

 防水を重視したシンプルなつくりのためか、内部へのアクセス方法は、天面のロールトップをくるくるして開けるしかないので、頻繁に内部へアクセスるような使い方をする場合は面倒かもしれません。

 まだ半年しか経っていないのでわかりませんが、耐久性は高くないんじゃないかな、という気がします。ターポリンという防水素材を使っているのですが、折れている箇所などの耐摩耗性は低いんじゃないかな、という印象を受けました。内側もゴム引きされているような見た目をしているので、防水性能は損なわれなそうな気はしますが、見た目上、折り目の箇所から摩滅していくんじゃないかな、と思っています。まあこのお値段なので、そのときは買い直す、という使い方でいいのかなという気がしています。


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サブバッグ = ドッペルギャンガーDBT609-BK


 サブバッグとしては、ドッペルギャンガーさんの回し者、という訳ではないのですが、これまたドッペルギャンガーさんの「モトメディカルバッグ DBT609-BK」を使用しています。

 このバッグの特徴は何といっても、3つの収納スペースがあること。こまごまとしたものを分けて収納できるため、使用頻度などに応じて収納場所を分けた運用とすることで、しまったものを探すために鞄の中身をすべて出して探し出す、みたいなことにはならないので重宝します。

 難点は、思った以上に生地が、テロテロ、ふにゃふにゃ、で自立性がない、と言ったらいいのでしょうか。一眼レフカメラなどちょっと重いものを入れると、びよーんってそこだけが伸びてしまって、ショルダーストラップの根元から千切れてしまうのではないかと不安になります。

 3コンパートメントの使い勝手はいいのですが、生地の強さが私の使い方には合わず、コスパもメインバッグのリーズナブルさと比べるとそれほどよいとも思えず、サブバッグに関しては、次回は別のものを探そうかな、と思っています。


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 このサブバッグをメインバッグの上にカラビナでパチンと括り付けて、コンビニなどに立ち寄った際には、サブバッグを切り離して持ち歩く、というスタイルで運用していて、今のところこのスタイルでのツーリングでいいかな、と思っています。


メインバッグの上にサブバッグをカラビナで括り付けています


2021年8月13日金曜日

埼玉 走快ツーリングロード ーR299 日高~秩父ー

 こんなご時世なので、県境を越える移動を控えています。

 となると、埼玉県在住の身としては埼玉県内を駆けることになり、近場過ぎてこれまであまり走ってこなかった道も走ってみたりして、それはそれで新たな発見があったりして楽しめたりします。

 そんな埼玉県内の自然の中を駆け抜ける道として、R299を紹介します。



国道299号線


 国道299号線(R299)は長野県茅野市と埼玉県入間市を結ぶ国道です。志賀坂峠で埼玉県を越え群馬県に入り、十石峠を越えて長野県に入り、麦草峠を経由して佐久に抜けられる国道となっています。


R299 日高~秩父


 そんなR299の埼玉県内を走る区間のうちお勧めするのは、日高市高麗付近から秩父市の秩父駅周辺にかけてのルートです。


埼玉 走快ツーリングロード R299飯能~秩父

 このR299は、正丸トンネルの西側は横瀬川、東側は高麗川沿いを走る、適度なワインディングの国道で、路面もきれいでセンターラインのある片側一車線の走りやすい国道です。

 ただし、交通量が多くダンプトラックの通行も多いため、運がよくないと流れが悪く、実は快適に流せることは少ない、あまりツーリングにはおすすめできないルートだったりします。


道の駅 あしがくぼ


 しかしながら、道中にある「道の駅 あしがくぼ」はライダーのメッカとなっており、休日ともなると、駐車スペースに収まりきらないほどバイクが集まります。


参考プラン


 まずはR299に向かいます。県外からアプローチするなら高速道路を利用した方がよいでしょう。圏央道狭山日高ICで高速道路を降り、左方向「秩父 飯能 日高」などと表示されている方向に向かいます。

 そのまま県道347号を西に向かうと、R299(バイパス)に合流しますので、ここを右折します。あとはこのまま道なりに進んでいくと、景色がだんだんと緑に変わり、小さな橋を越えて緩やかに左にカーブしていくと、今回お勧めしているR299の日高~秩父区間になります。


県道15号との交差点からR299のワインディングが始まります

 しばらく道なりにすすんでいると、左手に「ファミリーマート 飯能東吾野店」さんが見えてきます。このルート唯一のコンビニなので、立ち寄って、一旦ここまでの疲れを癒しておくことをお勧めします。


左手に見えるのが、このルート唯一のコンビニ、ファミリーマート飯能東吾野店さん

 ここで体力を回復したあとは、ふたたびR299を北西方向に進みます。左手を流れる高麗川に沿って、道は緩やかにワインディングしているので流れが良ければとても快適に流すことができると思います。

 また川沿いのルートであるため、渓谷を走る道路の様相を呈しており、両脇には山塊が迫っています。これらの山々に向けて所々から林道が走っており、それらを使った山越えルートを楽しむことができるのも、このルートのポイントだと思います。

 ワインディングしながら次第に高度を上げていくと、このルートの最高地点、正丸トンネルに辿り着きます。トンネルでの峠越えに味気無さを感じる方は、トンネル直前の信号を右折してR299を離れ、道なりに進むことで正丸峠越えを堪能できます。正丸峠は「頭文字D」にも登場した峠で、路面も悪く斜度がきついタイトコーナーが多いので、私は苦手なのであまり通りませんが。


昔、SRX号で訪れた正丸峠

 正丸トンネル、もしくは正丸峠、を越えると道は下りとなり、ワインディングもなりを潜め、しばらく進むと「道の駅 あしがくぼ」に到着します。ここまでくると今回のルートはほぼ終了です。先に紹介したように、大勢のライダーさんたちが休憩しているので、ここでライダーさんたち自慢のバイクを眺めるなどしながら休憩を取って、秩父に抜けて、今回のルートは終了となります。

 まだまだ物足りない人は、そのままR299を進んで、群馬・長野方面に向かってもいいし、R140に入って、雁坂トンネルを通って山梨に抜けるなど、選択肢は多いので、是非、ツーリングのルートに組み込んでみてください。