2022年6月24日金曜日

SSTR2022参戦記 -糸静線を抜けて-


 今年もSSTRに参加してきました。

 今年のSSTRは、2020年から参加している私としては初の5月開催となったため、10月開催では約10時間しかなかった日の出から日の入りまでの時間が、約14時間と4時間近くも伸びました。そこで今回のSSTR2022では下道縛りでの完走に挑戦し、無事、千里浜での日の入りを拝むことが出来たのでした。

 山梨県の道の駅「道の駅 にらさき」から「道の駅 信州蔦木宿」までを紹介しています。

 SSTR2022のここまでのことは以下の記事で紹介していますので、興味があればご覧ください。



道の駅 にらさき


 この区間が今回一番の時間的難所と想定していたところでした。予想通り、交通量と信号が多く、ペースが上げられず、走っていても楽しくない区間でした。

 ルートを検討していた時点では、場合によってはこの区間は中央自動車道ですっ飛ばすことも考えていました。しかしながら、ここまでは順調に来ていたので、ここも下道でチャレンジすることにしました。

 修行のようにR20の渋滞に耐え、韮崎付近でR141に乗り換えて、しばらく進むと「道の駅 にらさき」へ到着です。


「道の駅 富士吉田」から「道の駅 にらさき」まで

 ここ「道の駅 にらさき」は指定道の駅となっているのもあって、多くのSSTRライダーたちが訪れているようでした。

 道の駅入り口には小さなお子さんを連れた家族が、SSTRライダーたちに手を振っていました。なんとなくWRCなどといったラリーのリエゾン区間を彷彿とさせる光景でした。SSTRに出走していなくても楽しめる、今後もそんないいイベントであってほしいと思いました。


「道の駅 にらさき」

 この時点でもまだ道の駅の開店時間にはなっておらず、トイレ休憩と立ち寄り登録を済ませると道の駅を後にします。

 ここ「道の駅 にらさき」で立ち寄りポイントを獲得したことで、完走条件の一つである「立ち寄りポイント15ポイント以上獲得」も達成したことになり、あとは、日の入り時刻までに千里浜に到達すれば完走となります。

 「道の駅 にらさき」の出入り口から右折してR141を北上するわけですが、左からは「道の駅 にらさき」に入っていくSSTRライダーが次々とやってきてその車列が途切れず、なかなか「道の駅 にらさき」を出れなかったのには思わず苦笑いをしてしまいました。


道の駅 はくしゅう、道の駅 信州蔦木宿


「道の駅 にらさき」から「道の駅 信州蔦木宿」まで

 R141からr611、r612を経て、再びR20に乗り北上を続けます。

 ここまで来るとR20も市街地を抜けており、快適に流れるツーリングロードの相を呈してきます。

 R20沿いにある、「道の駅 はくしゅう」、「道の駅 信州蔦木宿」で立ち寄り登録を済ませ、ここからのルート取りを再考します。


「道の駅 はくしゅう」今度はゆっくりウイスキーでも飲みたいですね

「道の駅 信州蔦木宿」

 ここまでで想定より2時間ほどアドバンテージを得られていたので、この先もオール下道で日の入り時刻までに千里浜に着く可能性はまだありました。

 距離的に無難なのは、このままR20-R19を北上し、R158で安房峠(安房トンネル)越えで高山に抜け、R472-R471を北上して富山に抜けるルートと考えていましたが、R158が観光地である上高地につながる国道であるため観光バスによるペースダウンの恐れがあったのと、R472で富山に抜けるとそのあとは市街地走行になるため、ここもペースが上がらないうえに走っていて面白味が無さそうに感じていました。

 そこで、茅野からR152を一旦南下し、伊那に抜けてからR361で開田高原を越えて高山に抜け、R158で「道の駅 ななもり清見」を目指すルートを取ることにしました。

 このルートだと、距離は嵩むものの諏訪湖付近のR20の市街地も回避できるため、なんとかなる可能性があると考えました。また万が一時間が足りなくなった場合には、ななもり清見から中部縦貫道-東海北陸道を使ってすっ飛ばすという選択肢もあるので、こちらのルートでオール下道での完走に挑戦することにしました。


続きはコチラ

2022年6月18日土曜日

SSTR2022参戦記 -出発-


 今年もSSTRに参加してきました。

 今年のSSTRは、2020年から参加している私としては初の5月開催となったため、10月開催では約10時間しかなかった日の出から日の入りまでの時間が、約14時間と4時間近くも伸びました。そこで今回のSSTR2022では下道縛りでの完走に挑戦し、無事、千里浜での日の入りを拝むことが出来たのでした。

 日の出とともにスタートした酒匂海岸から、山梨県の道の駅「道の駅 にらさき」までを紹介しています。

 SSTRスタート前のことは以下の記事で紹介していますので、興味があればご覧ください。



道の駅 足柄・金太郎のふるさと


酒匂海岸から「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」まで

 酒匂海岸を出て10㎞くらいのところにある「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」に立ち寄ります。

 ここは「指定道の駅」にもなっているため、酒匂海岸を出たSSTRライダーのほとんどが立ち寄るような感じで、酒匂海岸を出発してからも、SSTRライダーによる集団が形成されて、みんな一緒にこの道の駅に吸い込まれていくような感じでした。


「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」

 SSTRあるあるの一つだと思うのですが、SSTRでは日の出直後に立ち寄る道の駅は、時間が早いためにまだ開店していないことが多い、というのがあります。

 ところがここ「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」では、この日はSSTRに合わせて、5時前だというのに施設の一部を開けて、SSTRライダーを迎え入れてくれていたのでした。

 この恩に少しでも報いようと、トイレ休憩を済ませた後に、テント下で売っていたおにぎりと足柄茶を購入させていただきました。

 駐車場の隅で、次から次へとやってきては出発していくSSTRライダーを眺めながら、おにぎりでエネルギー補給をしておきました。

 おにぎりを食べ終わると、「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」を後にしました。


道の駅 ふじおやま


「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」から「道の駅 ふじおやま」まで

 「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」を出ると、すぐに足柄峠があるのですが、まだスタートしたばかりで時間に余裕があるか見えない状況だったので、寄り道せずに素直にR246に抜けて、R246を西に進んで、「道の駅 ふじおやま」に向かいました。

 R246は、まだ早い時間なのに思いのほか交通量があり、気持ちよく流せる感じではありませんでした。

 のんびりとR246を走り、ようやく「道の駅 ふじおやま」に到着


「道の駅 ふじおやま」

 ここではまだ道の駅も開いていないので、立ち寄り登録だけ済ませて、早々に出発しました。


道の駅 すばしり


「道の駅 ふじおやま」から「道の駅 すばしり」まで

 「道の駅 ふじおやま」を出ると、R246からr151に乗り換えて「道の駅 すばしり」を目指します。

 r151は交通量も少なく、快適に流して「道の駅 すばしり」へ。


「道の駅 すばしり」

 「道の駅 すばしり」は富士山の麓にある道の駅で、車中泊をしていたと思われるキャンピングカーも多く駐車していました。

 ここでも、トイレ休憩と立ち寄り登録を済ませて、次の道の駅へ向かいます。

 「道の駅 すばしり」からは「東富士五湖道路」にすぐ乗れるようになっていますが、今回は下道縛りで向かう予定なので、R138で山中湖方面へ向かいます。


道の駅 富士吉田


「道の駅 すばしり」から「道の駅 富士吉田」まで

 R138が山中湖にぶつかり、左折してすぐの左側にある「三島由紀夫文学館」の駐車場に駆け込みます。

 この日は、この「三島由紀夫文学館」が「びっくりボーナスポイント」として3ポイント取得できる地点に指定されていました。

 この3ポイントを取らなくても完走条件である15ポイントは達成できる予定だったので立ち寄るつもりはなかったのですが、前を走っているSSTRライダーが曲がったので、ついつられてしまって、私も駐車場で立ち寄り登録をして3ポイント獲得させていただきました。

 再びR138に戻り、忍野八海の脇を抜けると、「道の駅 富士吉田」に到着です。


「道の駅 富士吉田」

 ここ「道の駅 富士吉田」はモンベルさんがはいっていたり「富士山レーダードーム館」があったりして、見所豊富な道の駅なのですが、どれもまだ開いていないのと、今回の目的はそこではないので、ここでもトイレ休憩して立ち寄り登録を済ませると道の駅を後にします。

 R137を北上し、「御坂みち」で山梨へ抜け、R20との交差点でR20に乗り換え、「道の駅 にらさき」へ向かいます。


続きはコチラ

2022年6月11日土曜日

SSTR2022 参戦記 -夜明け前-

 今年もSSTRに参加してきました。

 今年のSSTRは、2020年から参加している私としては初の5月開催となったため、10月開催では約10時間しかなかった日の出から日の入りまでの時間が、約14時間と4時間近くも伸びました。そこで今回のSSTR2022では下道縛りでの完走に挑戦し、無事、千里浜での日の入りを拝むことが出来たのでした。

 今回は、スタートまでの様子を紹介します。



SSTRとは


 SSTRとは、「Sunrise Sunset Touring Rally(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)」の略称で、オートバイ冒険家の風間深志さんが発案したツーリングイベントです。

SSTRのホームページはコチラ

 各自、日の出とともに日本列島の東海岸を出発し、道の駅やSA/PAなどに立ち寄りポイントを稼ぎ、一定数以上のポイントを獲得しつつ、その日の日没までに日本で唯一自動車が走ることのできる砂浜である日本海の石川県千里浜に到着することを目指す、というイベントです。

 全国各地から日の出とともに出発したライダーたちが、千里浜なぎさドライブウェイに集まってくる。その日一日、同じ目的を持って走り続けたライダーたちが千里浜に集まる、そんなことにうるっと来てしまうようなバイクのイベントです。


SSTR2022日の入り直前の千里浜なぎさドライブウェイ

スタート地点


 10月開催のSSTRでは、日の出の方角は南寄りの東だったため、東京湾の北岸でも多くの場所から海から昇る太陽を拝むことが出来ていました。よって、これまでは自宅からの移動時間をなるべく短くするために千葉県の塩浜をスタート地点としていました。

 しかし、今回の5月開催では、日の出の方角は北寄りの東となるため、東京湾北岸では陸地から日が昇ることになり、少し南下しないと海から昇る太陽を拝めません。

※ ちなみに海から昇る太陽を拝める場所からスタートしなければならないというルールはありません、あくまで個人的な拘りです

 こういった日の出の方角に加え、今回のSSTRではオール下道での完走を目標としたので、スタート前に少しでも千里浜に近づいておきたいというのもあって、スタート地点は神奈川県は小田原の酒匂海岸としました。


SSTRに向けて酒匂海岸を下見

スタート地点へ


 私が参戦した5/28の小田原の日の出は4:32なので、午前2時前に起床し急いで身支度を済ませると、首都高-東名-小田厚と乗り継いで出発地点である酒匂海岸に向かいます。

 前日までの雨は止み、路面もほぼドライとなってコンディションは上々でしたが、東の空では時折雲の中を稲光が走り、天候の不安も完全には拭いきれないスタートとなりました。

 小田原東ICで小田厚を降り、SSTRスタートに備えて燃料を満タンにして、参加賞として本大会のスポンサーでもあるシュアラスターさんのLOOPパワーショットも投入して、いざ酒匂海岸へ。

 4時前にもかかわらず、酒匂海岸にはSSTRライダーが数十台集まっており、あとから来たライダーはバイクの駐輪場所に困るほどの盛況ぶりでした。


SSTRライダーたちでいっぱいの酒匂海岸

 海岸で海を眺めながらゼリー飲料でカロリー補給をしたりしながら日の出を待ちます。

 やがて東の空の雲間にオレンジ色の光が見え始め、待望の日の出を迎えます。空には雲が多く日の出は拝めないかとも思ったのですが、燃えるような太陽が湘南平の山陰から顔を出し、いよいよSSTRの幕が切って落とされたのでした。


日の出、SSTRスタートです