2020年9月27日日曜日

首都圏からの気持ちのいいワインディング ~奥多摩周遊道路~

 ようやく夏の暑さも峠を越し、いよいよ本格的なツーリングシーズンがやってきますね。

 本格的なツーリングに備えて、まずは近場のショートツーリングで体を馴らしておくのもいいかもしれません。

 以前に、首都圏からアクセスしやすい、気持ちよく駆け抜けられるワインディング、として「日光いろは坂」を紹介しました。

以前紹介した「日光いろは坂」の記事はコチラ

 今回は、首都圏からアクセスしやすい、気持ちよく駆け抜けられるワインディング、として「奥多摩周遊道路」を紹介したいと思います。



奥多摩周遊道路へのアクセス


 おそらく、「首都圏からアクセスしやすい、気持ちよく駆け抜けられるワインディング」といって多くの人の頭に真っ先に浮かぶのは、以前に紹介した「日光いろは坂」よりも、こちらの「奥多摩周遊道路」なのではないかと思います。


奥多摩周遊道路(図中、赤線部分)

 「奥多摩周遊道路」は何といっても都内にあるので、都心からの距離が遠くないということがあります。

 「奥多摩周遊道路」は東京都の西部にある奥多摩湖と山梨県大月を結ぶ国道139号(R139)の三頭橋付近と、秋川渓谷を走る都道33号を結ぶ、都道206号の奥多摩寄りの一部の区間となります。


奥多摩周遊道路のいいところ


奥多摩周遊道路南側入り口にあたる「檜原ゲート」付近

 「奥多摩周遊道路」はなんといっても路面状態が抜群にいいです。

 アスファルトに大きな穴が開いているようなことは見かけたことがないですし、茶色に着色された滑り止め舗装がいたるところに施されています(裏を返せば、そこまでする必要がある危険な道路、ということなので十分に安全に配慮した運転が求められる、と考えることができるかもしれません)。

 また、「日光いろは坂」のような一方通行ではないですが、多くのコーナーにはセンターポールが設置されているので、センターラインをはみ出してくる対向車をあまり気にしないで気持ちよく駆け抜けることができます。


途中にある駐車場からは奥多摩湖を見下ろすことができます

奥多摩周遊道路で注意したいところ


 山中のワインディングなので安全に配慮した運転を心がける、ということは当然なのですが、路面状態がよいためか、上手なライダーさんたちがハイペースで流しています。

 私もハイペースで流すことに憧れはするのですが、昔からコーナリングが苦手で、必然的に峠道はゆっくりとしたマイペースで流すことになります。ですから、常にバックミラーに注意して、後ろに付かれそうになったら早めにパスさせるようにしています。

 ここ奥多摩周遊道路では、たまに、ハイペースで流すライダーさんたちに煽られた、などの話もSNSなどで見かけますが、私は前述のように早めに追い抜かさせているせいか、不必要に煽ってくるような怖いライダーさんには出会ったことがないので、それがために「奥多摩周遊道路」は嫌い、と思ったことはありません。

 また奥多摩周遊道路は、事故と、それによる通行止めが多いようです。

 このあいだ走ったときは一度も追い抜かれることもなく、今日はライダーの数が少ないな、と感じていたのですが、あとでSNSで確認をしたところ、私が通る直前まで、多重事故により通行止めとなっていたそうでした。

 山中の道路なので救急車の到着にも時間を要しそうなので、くれぐれも安全に配慮して通過することが必要だと思います。


奥多摩周遊道路で好きになれないところ


奥多摩周遊道路の北側入り口にあたる「川野ゲート」付近

 そんな、多くの人が愛して止まない「奥多摩周遊道路」なのですが、私にとってはいまひとつ好きになれない点があるのです。

 それは「アクセスが悪い」という点です。都内にあるので、都心からの距離はそれほど離れていないのでむしろ「アクセスが良い」はずなのですが、奥多摩周遊道路にたどり着くまでの道路の流れがあまりよくないと感じています。

 奥多摩周遊道路の北側は、奥多摩湖の湖畔を走る国道411号(R411)に国道139号を介して接続しており(上記地図の緑線部分)、このR411もスイスイ流れているとは言い難いのですが、こちらはあまりストレスを感じずに走ることができます。

 その一方で、奥多摩周遊道路の南側に接続している都道33号の青梅方面との往来「檜原街道」(上記地図の青線部分)の流れが悪く、かなりストレスを感じる道路なのです。

 私は、来た道を戻ることをしないで周回状にツーリングのルートを組むくせがあるので、必ずこの南側の檜原街道を通ることになり、ここで奥多摩周遊道路の爽快感がスポイルされてしまうのです。

 今後、檜原街道を通るルートではなく、山梨県の上野原側との接続も試してみようと思っています。



2020年9月19日土曜日

アウトシュタットの思い出(2001年) セアト館

 20年ほど前に訪れたAutostadt(アウトシュタット:フォルクスワーゲン社の自動車テーマパークのようなもの)の紹介をしています。

 アウトシュタットの中には、フォルクスワーゲングループ各社のパビリオンのような建物があります。

 前回紹介したアウディ館に引き続き、今回はセアト館を紹介します。



セアト館 "The SEAT Pavilion"



 セアト(SEAT)は日本ではあまり馴染みのないブランドだと思いますが、フォルクスワーゲン・グループ傘下のスペインの自動車メーカーです。

 池に架かる橋を渡ってパビリオンに向かうと、パビリオン入り口の壁面が赤い何かでびっしりと覆われていました。近づいてみると、その赤い物体はなんとドアミラー。


壁一面にびっしりと敷き詰められたドアミラー

 インパクトはあるのですが、ちょっと不気味なオブジェで、さてこのパビリオンの中ではどんなことが待ち受けているのだろうと、少し身構えさせられました。

 いざパビリオンに入ってみると、度肝を抜くような奇抜な展示は無く、セアトのショールームのような感じに車が展示してあっただけで、拍子抜けした記憶があります。


パビリオンに展示されていたセアトのラリーカー


2020年9月13日日曜日

ゴルフ号のリアコンビネーションランプのパッキンを補修

 わが家のゴルフ号、フォルクスワーゲン ゴルフ3、ですが、この間の車検整備の際に、集中ドアロックが故障しているとの指摘を受けました。

 ゴルフ号の集中ドアロックは、トランク内の右側、リアコンビネーションランプの下、に取り付けられているバキュームポンプによって動作するものです。今回、このバキュームポンプが死んでしまっているとのことでした。

 バキュームポンプの上に位置するリアコンビネーションランプ付近から水漏れしているとのことで、この浸水によりバキュームポンプがお亡くなりになったとのことでした。

 おそらく、リアコンビネーションランプのパッキンが劣化して、そこから心酔してしまっているのだろうとのことでした。

 幸い、ショップの方に中古のバキュームポンプがあるとのことで、そちらに交換してもらうことで集中ドアロックは正常に動作するようになりましたが、リアコンビネーションランプのパッキンが国内に在庫がないとのことで、しばらくは雨漏りがする状態での運用となってしまいます。

 というわけで、パッキンを自作して交換することにしました。



以前にも雨漏りしていたリアコンビネーションランプ


 実は、この右側のリアコンビネーションランプからは、以前も雨漏りが発生していました。

 7年位前にリアコンビネーションランプ付近から浸水していることに気付き、リアコンビネーションランプを外してみると、パッキンが断裂していることが発覚したのでした。

 発見した当初は、断裂箇所を接着剤で補修して応急処置としていましたが、その後、適当なスポンジゴム板を買ってきて、大体同じような形に切り抜いてパッキンを自作して、ボディとリアコンビネーションランプの間に挟み込んであったのでした。

 自作パッキンに交換したのが2016年だったので、4年でダメになった計算になります。適切な材料で適切な厚みで成形したものではないため、結構早くにダメになった感じですね。

 取り外してみた前回制作した自作パッキンは、断裂こそしていないものの、経年劣化のせいか、弾力もなく、板厚も若干薄くなっているような印象があります。

 ダメになって、バキュームポンプを巻き添えにしてしまったので、ここはケチって自作品を使うべきところではないですね。


懲りずにパッキンを再び自作


 バキュームポンプをダメにする可能性があるので自作は避けるべきだと今回学習したものの、肝心の純正パッキンの入手に時間がかかっているため、純正品が届くまでの応急処置として再びパッキンを自作することにしました。

 ショップの方のアイディアにより、バキュームポンプをリアコンビネーションランプの真下から、すこしずらしたところに仮固定してもらっているので、たとえ雨漏りがしたとしてもバキュームポンプに直接水がかからないようにはなっているので、今回は水漏れしたとしてもバキュームポンプがダメになることはないはずです。


パッキンを取り外したリアコンビネーションランプ

 前回の失敗を踏まえて、今回は使用するスポンジゴム板の厚みを厚めにしてみました。

 純正パッキンはおよそ6㎜の厚みがあったのですが、前回はホームセンターで5mm厚のものを購入して使用していました。

 今回は10㎜厚のものを購入して作成しました。


自作したパッキンを取り付けたリアコンビネーションランプ

今のところ雨漏りなし


 ひとまず純正品のパッキンが入手できるまで、今回も自作パッキンを作製し取り付けました。

 取り付け後、洗車をしてリアコンビネーションランプ周りに水をバシャバシャかけてみても、トランク内に浸水してくることはありませんでした。

 しばらくこの自作パッキンで凌げそうです。



2020年9月6日日曜日

首都圏からの気持ちのいいワインディング ~日光いろは坂~

 夏の暑いこの時季は、股下にあるエンジンからの熱気と、背中に照り付ける太陽からの熱気の両面焼きに遭うので、明け方に出かけて昼前には帰ってくるようなショートツーリングが多くなりがちです。

 ショートツーリングでは、あれもこれもと欲張らずに、今日はあそこからの眺望を堪能する、とか、今日はどこそこのおいしいビールを買ってくる、とか目的を絞って出掛けると、旅をコンパクトにまとめることができると思っています。

 そんな目的のひとつに、気持ちよくワインディングを駆け抜ける、ということがあるかと思います。今回は、そんな首都圏からアクセスのいい、気持ちのいいワインディングの一つであると感じている、日光いろは坂、を紹介したいと思います。



日光いろは坂


 日光いろは坂は、改めて説明するまでもなく、日光東照宮を擁する一大観光地である日光の、日光市街から中禅寺湖へ向かう国道120号線にある坂です。

 上りの第二いろは坂、下りの第一いろは坂、と一方通行になっています。

 ここが個人的にはお薦めしたいポイントで、ともすればセンターラインをはみ出してくる対向車を気にすることなく安心して走ることができるうえ、上りの第二いろは坂にいたっては、二車線道路となっているため、後ろから追い付かれても、安心して追い抜かされることができるので、マイペースでワインディングを楽しむことができるのです。

 一方で、下りの第一いろは坂は高低差のきついヘアピンカーブの連続で、私にはワインディングを楽しむ余裕はないルートなのですが。

 路面状態も悪くないというのも、駆け抜けて気持ちのいいワインディングという点で、お薦めポイントだと思っています


からの、霧降高原道路


 日光いろは坂でタイトコーナーを堪能した後は、日光市街に下り、日光東照宮の脇を抜けると、こんどは霧降高原道路に向かうことができます。

 こちらはいろは坂に比べると、Rがきつくない中速コーナーの続くワインディングで、気張らずに気持ちよく流すことができますし、随所に絶景を拝めるポイントもあるので、いろは坂を楽しんだ後のクールダウンに走ると気持ちがいいです。

 ただ霧降高原という名の通り、霧が発生していることが多く、六方沢大橋では、霧の中に突っ込むような状況が多々あって、これはこれで面白い体験だと思うのですが、注意が必要です。


橋の先が霧の中に消えています

 霧降高原道路の突き当りに大笹牧場があり、そこで牛乳を飲んだり、岩魚の塩焼きを食べたりと、休憩するにはうってつけの場所です。


日光いろは坂~霧降高原道路


2020年9月1日火曜日

アウトシュタットの思い出(2001年) アウディ館

 20年ほど前に訪れたAutostadt(アウトシュタット:フォルクスワーゲン社の自動車テーマパークのようなもの)の紹介をしています。

 アウトシュタットの中には、フォルクスワーゲングループ各社のパビリオンのような建物があります。

 前回紹介したフォルクスワーゲン館に引き続き、今回はアウディ館を紹介します。



アウディ館 "The Audi Pavilion"



 日本でもお馴染みアウディブランドのパビリオンです。

 パビリオン内にはいくつかの小部屋があり、各小部屋ごとにいろいろなものがディスプレイしてありました。


Audi A2(コンセプトカー?)

 研究所風の小部屋にはAudi A2だと思うのですが、日本では見かけないアウディが展示されていました。もしかしたらA2そのものではなくて、A2のコンセプトカーだったかもしれません。

 展示された車を囲む通路には、A2の開発過程のデッサンなどが飾ってありました。