2020年1月22日水曜日

鷲子山上神社

 お正月に特になんの用事も計画していなかったわが家でしたが、時間を持て余していたのもあって、近場で行ってみたいと思っていた鷲子山上神社にお参りしてきました。



鷲子山上神社



 こちらは「鷲子山上神社」と書いて「とりのこさんしょうじんじゃ」と読むそうです。なんでも、この神社は、県境を跨いでいる神社だそうでして、栃木県と茨城県の県境に鎮座されている神社です。

 そういったことを何かの本で読んだことがあって、私が住んでいる埼玉県からそれほど離れていないことから、一度行ってみたいなとは思ってはいたのですが、これまでお参りさせていただいたことは無かった神社でした。

 そういったわけで、あまり遠出すると疲れてしまうし、近場の手ごろなドライブ先を探していた私としては、この機会にぜひお参りしてこようと思い立って出かけてきたのでした。


アクセス



 上でも述べたように、鷲子山上神社は栃木県と茨城県の県境に位置しています。ですから私は東北自動車道を北上し、栃木都賀JCTで北関東自動車道に入って東に向かい、北関東自動車道 宇都宮上三川ICで一般道に降りるルートで向かいました。

 北関東自動車道を宇都宮上三川ICで降りてからは、R4バイパスを北上し、8kmほど進んだところで、側道に逸れて県道64号線を走りました。

 県道64号線に入った頃から、こちらの車線にも反対車線にも、バイク乗りの集団がやけに目につくようになりました。ツインリンクもてぎで何かイベントでもあったのかなと漫然と思っていたのですが、しばらくして、周囲の景色に見覚えがあることに気付きました。

 カーナビをスクロールさせて見てみると、なんと、県道64号線のすぐ脇に、例のバイク神社、安住神社、があるではないですか。そういえば、以前安住神社にお参りしたときもこの県道64号線でアプローチしたのでした。

 安住神社に近づくにつれ、バイク乗りたちを見かける頻度が増し、安住神社の赤い大鳥居が目に入ると、そこには大量のバイクや車で埋め尽くされた駐車場やら周辺のスペースに目を奪われました。

 あわよくば安住神社にも立ち寄ろうかと思ったのですが、駐車スペースを見つけることが難しそうだったので、こちらはまたの機会にさせてもらうことにしました。それにしても、お正月とはいえ、恐るべし安住神社。こんなに人気があったとは。

 走りやすい県道64号線をひたすら東に向かい、県道64号線が突き当たるR294を今度は北上し、烏山付近で県道29号線へ右折し、再び東に向かって、突き当たりのR293を北上すると、左手に旧い大鳥居が出てきて、道なりに少し進むと「鷲子山入り口」の看板が出てくるので、そこでR293を右に逸れて細い道を進んでいけば、鷲子山上神社に到着です。

宇都宮上三川ICから鷲子山上神社までのルート

大人気の鷲子山上神社



 こちらの神社も、お正月とあってか、もの凄い混み様でした。なめてました。県境にある神社だって~、といった生半可な気持ちで行ってはいけない神社でした。

 R293を逸れてしばらく進むと、”混雑のためちょっと先から一方通行にしています”みたいな看板が出てきました。まあ、道幅もそれほど広くないし、まあそんなものなのかな、と思いさらに進みます。すると今度は、”ここから2時間待ち”の看板が出てきました。「え~」と思いつつ、まだこの時点では流れもあったので、そのまま進みました。そうすると、あと1kmというところで動かない車列に出くわし、ここから修行が始まりました。

 まだこの辺りには何カ所か車を停められるスペースがあったので、そこに停められれば、歩いて登って行くこともできたのですが、タイミングが合わず、車の列はゆっくりと参道を登って行き、駐車スペースを通りこしてしまうのでした。

 この駐車スペースを越えると、いよいよ道は狭くなり、転回できるスペースもなく、一方通行となっているため、もう逃げられません。暇潰しにスマホでも、とスマホを見ると、非情にも”圏外”の二文字が。本格的に修行の様相を呈してきます。

 それでもじわりじわりと坂道発進を繰り返すこと1.5時間、ようやく、鷲子山上神社の駐車場に車を停めることができたのでした。


鷲子山上神社へお参り



 大渋滞の中で精神修養を行いながら、ようやく辿り着いた鷲子山上神社。鳥居と、立派な山門の、真ん中を県境が走っているようです。

県境を跨ぐ、鷲子山上神社の鳥居

 鳥居をくぐり、山門をくぐり、石段を登っていくと、お社があります。これからの一年、温かく見守ってくださるようお願いを済ませ、お社を後にします。

年季の入った山門

 こちらの神社は、御祭神が鳥の神様だそうで、ふくろうが神様の御使い、として奉られているそうです。ふくろう、を”不苦労”にかけて、苦労をしないように、と願かけするようです。”若い時の苦労は買ってでもせよ”と教えられてきた気もしますが、もう若くなく、できれば苦労は避けたいので、鳥居の前の社務所でふくろうのお守りを買わせていただきました。


もうひとつの鷲子山上神社



 ここ鷲子山上神社には本殿のほかにもう一つお社があって、駐車場との間に赤い鳥居があり、そこの石段を登ると、”日本一の大フクロウ像”が奉られています。像自体は新しいもので、厳かな雰囲気は無いのですが、こちらは金運上昇の御利益があるとのことなので、しっかりとお願いをさせていただいて神社を後にしました。

キョロちゃんの金のカンヅメばりの、フクロウ像

所感



 帰り道は、来た時の道より細くすれ違い困難な道だったので、一方通行にしているのも納得です。一方通行規制がお正月だけだとしたら、ここの通行には注意が必要だと感じました。

 お正月でないときに、もう少しゆっくりとお参りしに来たいと思います。

2020年1月11日土曜日

モンスター号のハンドルを純正品に戻す

 以前に記事にしましたが、わが家のモンスター号、ドゥカティ モンスター400、のハンドルは前オーナーさんの手によって、社外品のハンドルに換えられていました。このハンドルでのライディングポジションがしっくりこなかったため、純正品に戻してみました。



純正ハンドル



 これまで付いていたハンドルは黒でしたが、純正ハンドルは銀メッキ色です。一目で、ワイドになって遠くになって、低くなったことが判ります。


モンスター号の純正ハンドル

 今回も大雑把にですが寸法を測定してみて、これまでの社外品ハンドルと比較してみると以下のようになりました。

社外品純正品差分
グリップエンド間の幅650730+80
グリップエンド両端からトップブリッジまでの遠さ10575-30
トップブリッジからの高さ11560-55

 数値的には幅が+80mmと一番変化が大きいですが、跨ってみた感じでは、高さが下がって遠くなったことの変化を大きく感じました。

 これによってライディングポジションは前傾がきつくなった低く構えるかたちとなり、疲れやすい体勢かもしれませんが、ようやく、私のイメージする乗車姿勢となった気がします。


走ってみての感想



 この変更により、モンスター号の素直に曲がっていく感覚が失われてしまうのではないか、という懸念があったため、純正品へのリプレイスを躊躇していたわけですが、走ってみると別段この特性がスポイルされてしまうことなく、これまで通り、素直に曲がっていくように感じました。

 これでようやく、モンスター号と一体になれた気がします。すっかり寒くなってしまって、ツーリングには向かない季節となってしまいましたが、暖かくなったら、モンスター号でまた自然の中を駆け回りたいと思います。