2021年1月16日土曜日

SSTR2020参戦記 ~ルート検討~

 SSTRという、日の出から日の入りにかけて、日本列島の東海岸から日本列島の西海岸、石川県の千里浜まで駆け抜けるバイクイベントに参加してきました。

 前回は、SSTRに参加するにあたってわが家のモンスター号、DUCATI MONSTER400、に行なった旅の準備について紹介しました。

前回、SSTRについて紹介した記事

 今回は、当日の走行ルートの検討について紹介します。



悩ましくも楽しいルート検討


 SSTRでは、日の出時刻以降に日本列島の東海岸を出発し、日の入り時刻までに石川県の千里浜なぎさドライブウェイに到着する、という基本ルールの他に完走条件として、指定された道の駅やSA/PAに一定数以上立ち寄るというルールが設けられています。

 そこで、どこを出発地点に選ぶかということを考えると同時に、どの指定道の駅に立ち寄るか、どのSA/PAに立ち寄るかを考え、さらに日の入り時刻までにゴールに到着できるようにルートを考えなくてはならないという、悩ましくも楽しい問題があります。


道の駅とSSTR2020指定道の駅

走行ルート候補


 当初開催予定だった5月ですと、東京の日の出は4:30頃で、石川の日の入りは19:00頃、つまり走行可能時間は14時間以上あったのですが、私が出走を予定していた10月末になると、東京の日の出は6時過ぎ、石川の日の入りは17時前、と走行可能時間は11時間弱と当初より3時間以上も短かくなってしまっています。

 エントリー時点では下道主体でゴールを目指そうと考えていたのですが、この時間だと下道主体では間に合いそうにありません。この時点で下道主体で行くことは諦め、高速道主体でひたすら走り抜けるルートを考えることになりました。しかし高速道路を使うにしても、日の出が遅くなっていることから、都内を抜ける高速道路には通勤や行楽地に向かうための渋滞が発生していることが予想され、これが最大の難点でした。

 出発地としては、無駄に体力や時間を消費せずアプローチでき、かつ海側から朝日が昇る場所として、千葉県市川市の塩浜、に決めました。ここから、制限時間内に千里浜なぎさドライブウェイに到着できるルートを考えていきました。


出発地と定めた千葉県塩浜を下見した時の一コマ

 高速道路よりも山越えルートに魅力を感じている私としては、できれば山越えルートを盛り込みたいところです。

 よって、松本まで高速道路を使いそこから国道158号を使って安房峠越え、その後、国道471号を北上し、岐阜県の神岡で国道41号に入り西へ向かい、国道360号で天生峠を越えて白川郷に入り、東海北陸自動車道で一気に北上する、というルートが上下道をバランスよく取り混ぜたルートとなりそうで、時間的にもなんとか間に合いそうな感じがして、ひとまずこのルートを第一候補として考えました。

 ただ、このルートだと、かなり順調に流れないと制限時間ギリギリとなるため、峠越えを一つ減らして、神岡から国道41号を北上し、富山ICから北陸自動車道に乗って時間を縮めるルートを第二候補としました。

 さらには、もっと時間が押してしまった時のことを考え、安房峠を越えたら白川郷を諦め、高山から中部縦貫自動車道に早々に乗って、一気に千里浜まで駆け上がるルートを最終手段として考えておきました。


さらなるルート見直し


 こうしてSSTRが開始された10/1を迎えると、SNSなどに参戦した方たちのレポートが投稿されていきました。それらによれば、国道158号は工事区間が多く、片側交互通行箇所が多かったり、紅葉シーズンを迎えた上高地に向かう観光バスによりペースダウンを余儀なくされることが多々あるとの報告が上がっていました。このことを踏まえると、最終手段として考えていたルートを使っても時間が足りなくなってしまう可能性が出てきました。

 そこで、もう一案として、松本から国道148号を北上して糸魚川まで抜け、そこから北陸自動車道で一気に距離を詰めるルートを候補に加えました。このルートですと、山越えルートもなく、ひたすら高速を走るだけの修行のようなルートになってしまいますが、完走を目指すには已むを得ません。普段のツーリングであれば有り得ない選択肢ではありますが、今回は普段のツーリングではありません、SSTRなのです。目的が違うのです。


SSTR2020ルート候補

 とはいえ、山越えの魅力も捨てがたく、松本まで行き、そこで残り時間を考え、余裕があれば国道158号ルート、無さそうなら国道148号ルートを採ることにしました。


SSTR2020参戦記 ~参戦・前編~へ続く



2021年1月9日土曜日

2021年の抱負

 いよいよ年が明け2021年となりました。

 昨年は新型コロナウイルス(COVID-19)により普段通りの生活ができず、思うように活動できなかった一年でした。年が明けても未だ終息の見通しが立たず、しばらくは我慢が続く年になりそうですね。

 そんな2021年ですが、新年の抱負として、今年やっておきたいことを挙げてみようと思います。



モンスター号への荷物積載を考える(再)


 わが家のモンスター号、ドゥカティ モンスター400。

 昨年は、SSTRで能登までのロングツーリングに付き合ってくれたりと大いに楽しませてくれた年でした。

 このモンスター号、ツーリング向けの車体ではないということかもしれませんが、テールに荷物を載せられるようにはなっておらず、ツーリングの際に荷物をどう積載するかに頭を悩ませ続けていました。

 わが家にモンスター号がやって来たときには、社外品と思われるグラブバーもどきが取り付けてあったので、ここに金具をつけて延長し、トップケースを取り付けて運用していました。



 近場のツーリングでは問題なかったものの、SSTRへ参戦したあとの帰り道でグラブバーもどきが折れかけていることに気付くというハプニングに見舞われました。

 その後、どうにかしてトップケースを取り付ける手立てを考えていたのですが、タンデムシート後方に取り付ける方法は負荷が大きく、素人考えではどうしても強度的な不安を拭いきれませんでした。

 というわけで、重量物はタンデムシートに乗せるに限るかなと考えるに至りました。

 タンデムシート上にトップケースを括り付けての運用もトライしてみたのですが、タンデムシート上に大きな箱が載っていると、乗降がとても不便だったので、結局のところ、ソフトバッグをタンデムシート上に括り付けることになりそうです。


タンデムシートにソフトバッグを括り付けるの図

 緊急事態宣言の発出に伴い、不要不急の外出を控えることとなったため、ゆっくりとソフトバッグを選定したいと思います。