2022年2月26日土曜日

SSTR2021参戦記~アフターSSTR

 さて、2022年のSSTRが5/21~28の期間で開催されることが発表され、今年のエントリー受付も始まりました。

 昨年のSSTRに参加したときの様子は以下で記事にしています。


SSTR2021に関連の記事一覧
参戦前
参戦・前編
参戦・中編
参戦・後編

 このSSTRでは、SSTRを楽しむことの他に、SSTR後に石川県をツーリングするというもう一つの楽しみもあります。ここではそのSSTR2021完走後のツーリング、アフターSSTRについて紹介していきます。



今年のアフターSSTRは能登半島一周


 千里浜なぎさドライブウェイで感動のゴールゲート通過を果たし、ゴール受付を済ませゴールイベントを少しだけ見たあと、金沢市内に取った宿に向かい私のSSTRは終了しました。

 明けて翌朝。SSTRは終了しましたが、せっかく石川県までやってきたので、観光ツーリングに向かいます。

 昨年は、時間の関係で往路に立ち寄ることのできなかった白川郷に立ち寄るために、能登半島は輪島まで北上したのち、すぐに西海岸を南下したため、能登半島の東海岸は未踏となっていました。

 そこで今回は能登半島を一周することをアフターSSTRの主題としました。


朝の千里浜なぎさドライブウェイ


 SSTRでは日の入り時刻までに千里浜なぎさドライブウェイに辿り着くことが完走条件の一つになっているため、千里浜なぎさドライブウェイでは大抵は夕景を拝むことになります。また、ゴール前で混雑していたり、ゴール間際でドタバタしたりしていたり、ゴール前で感情が昂っていたりするので、落ち着いた気持ちで再び千里浜なぎさドライブウェイを堪能するために、朝イチでのと里山海道を北上し、まずは千里浜なぎさドライブウェイを再訪しました。


朝の千里浜なぎさドライブウェイもいいものです

 こうして昨日の感動を一通り思い出したあとは、北上を続け、千里浜なぎさドライブウェイの北端からちょっと北に行ったところにある多大社にお参りします。


立派な佇まいの氣多大社

 昨年は、自作したリアキャリアが破損したものの荷物の後逸などの大事故になるまえに気付かせていただけたので、そのお礼をさせていただき、また今後の安全を祈念して、交通安全お守りをいただいて、R249で再び北上を続けます。


能登半島西海岸を北上 輪島まで


 今回はなるべく海岸沿いを走って能登半島を一周しようという思いがあったので、氣多大社を出て少し北上した高浜南交差点を左折し、r39を北上し続けます。

 r39をしばらく進むと、「巌門」という標識を見つけ、折角だからそちらの方に引き寄せられてみます。


あれが「巌門」かな?

 細めのワインディングで高度を上げると、眼下にそれらしき岩が穿たれた地形が映ります。あれが「巌門」かな?ここから少し北へ進むと観光できそうな感じになっているところがありましたが、先ほどの景観で満足したのでここはスルーして北上を続けます。

 再びR249に合流し、ちょっとだけR249を離れて、「機具岩」に寄り道して再びR249に戻り、増穂交差点を左折してR249からr49に乗り換えて、能登半島西海岸を北上します。

 増穂をぐるっと回った後、r49は再びR249に合流し、ちょっと北へ進むと、お馴染みの「トトロ岩」に到着です。


トトロ岩

 ここからR249を少し北へ向かうと「道の駅 赤神」に到着です。「道の駅 赤神」はSSTRのイベントが開催されたりする道の駅で、SSTR参加者は、輪島塗SSTR特製カップでホットコーヒーを一杯無料でいただけます。


輪島塗SSTR特製カップでコーヒーをいただきます

 お昼にはまだ早かったので、併せてソフトクリームをいただいて、再び北上を開始します。しばらく進むとR249が海から離れるので、鹿磯漁港方面に左折しr265に入りました。

 鹿磯漁港を過ぎ、深見漁港を過ぎたあたりから、道がやばくなってきます。舗装路ではあるのですが細くて下草の生えたひとけのない道を気を付けて走り、皆月漁港あたりまで頑張れば、ようやく一息つけるような道に戻ってくることができます。

 こうしてマニアックだったr256と別れを告げ、突き当たったr38で輪島に向かいます。


輪島で給油しておくこと!


 輪島に到着したのはお昼過ぎだったのですが、輪島には前回立ち寄っていたのと、なんだかそのまま走っていたい気分だったのでそのままスルーして、「道の駅 千枚田ポケットパーク」へ向かいました。輪島で給油しようと思っていたことも忘れて。


おにぎりが美味しかった「道の駅 千枚田 ポケットパーク」

 輪島の市街地を抜けてすぐ、給油が必要だったことに気付いたのですが、このときはまだ、道中にガソリンスタンドがあるだろうと思っていました。しかし、R249はだんだんと人里離れた感を呈してきて、危険な香りが漂ってきます。

 そんな中、「道の駅 千枚田 ポケットパーク」に到着します。観光客で大変賑わっている道の駅で、二輪車駐車スペースもSSTRゼッケンを貼ったバイクでいっぱいです。

 海岸に突き出した綺麗な棚田を眺めながら、おにぎりで小腹を満たし、再び走り出します。

 たまに現れる集落でガソリンスタンドの看板を探すのですが、全然見当たりません。そうしてとうとう、曽々木海岸あたりまできたときには腹を決め、輪島に引き返すことにしました。これまでの経験上、地方のガソリンスタンドは日曜日はお休みしているところが多い気がしため、ガス欠の可能性が高いと判断しました(結果的にこの判断は正しくて、その後、珠洲に着くまで営業中のガソリンスタンドを見つけることはできず、モンスター号の燃費から計算すると間違いなくガス欠になっていたことでしょう)。

 曽々木海岸でUターンして輪島に戻り無事に給油を済ませることができました。これで心置きなく走り回ることができます。輪島のガソリンスタンドでは、おねえさんがSSTRのゼッケンを見て、「なんかバイクのイベントやったんだってね。ニュースでやっていたよ。どこから来たの」と話しかけてくれました。こんな一コマもなんかほっこりして、SSTRに参加してよかったな、と思う瞬間だったりします。


能登半島の突端へ


 再び能登半島の頭の部分を東に向かいます。先ほど引き返した曽々木海岸を通過します。約一時間ほどロスしてしまいました。

 気を取り直して、走り続け「道の駅 すず塩田村」で塩を買ったりしながら、奥能登絶景海道を快走します。r28でこれまで走ってきたR249と別れを告げ、能登半島の突端にある「道の駅 狼煙」を目指します。

 「道の駅 狼煙」に着くころには日も傾きかけてきて、そろそろこの日の宿を押さえることにしました。ここからだと、和倉温泉辺りが妥当な距離と踏んで、和倉温泉に宿を取り、能登半島東海岸をひたすら南下します。

 能登の突端をr28でぐるっと回り、再びR249に合流して、R249を南下。途中、内浦街道に分かれて夕陽を浴びる見附島を眺めた後、r35でR249より少し海岸沿いを走ります。

 すると九十九湾で見たことのあるオブジェを発見。ニュースで話題になっていた巨大イカのオブジェです。この時点ですでに17時近くになっており、日没前に宿に着けるのかという、まるで昨日のSSTRのような様相になってきました。


話題のイカのオブジェ 「イカの駅 つくモール」にて

 巨大イカのオブジェをあとにして、ここからは早く宿に着きたい一心でひた走ります。r35は再びR249と合流し、鵜川漁港付近でr34に乗り換え、海沿いをぐるっと回って、穴水付近で再びR249と合流。

 もう陽はとっぷりと暮れてしまった暗闇の中をひたすら南下し、能登島付近でR249から海沿いの県道が分かれていたものの、だいぶ疲れてきたのでここはそのままR249を流して、この日の宿と定めた和倉温泉に到着したのでした。


宿にはSSTR参加車両がいっぱい

能登半島一周完了、そして帰還


 和倉温泉に一泊した翌日は、能登半島の付け根部分の東海岸を南下します。能登半島の下顎部分を海岸沿いに南下し、七尾を抜けた辺りからr246で下顎部分を北上し、突端をぐるっと回って、能登半島の東海岸に出て、合流したR160をひたすら南下します。

 気持ちよく走れる道なのですが、取り立てて見るべきものなさそうで、左手に朝日に輝く海を眺めながら、今回のSSTRもこれで終わるんだなというちょっとした寂しさとともに海岸線を南下します。


「道の駅 いおり」

 氷見まで下って、能登半島一周の目的は果たし、もう少し下道を楽しもうかと高岡、射水まで走ってみたのですがここらへんになると完全に市街地となり、気持ちよく流せる感じではなくなってきたので、富山まで抜けて、富山ICから北陸自動車道に乗っかって、長野自動車道、上信越自動車道、関越自動車道と乗り継いで、無事、無事故無違反で自宅に帰り着いたのでした。

 こうして、私のSSTR2021は完全に幕を閉じたのでした。



SSTR2021 アフターSSTRルート


2022年2月19日土曜日

モンスター号メータクラスタのメンテ

 寒いし、関東でも山道は路面凍結の恐れがあるし、再びまん延防止重点措置が実施されて、県境を越えての不要不急の移動の自粛が呼びかけられているので、昨シーズンモンスター号で気になっていた点を少しずつメンテナンスしています。

 まずはメータクラスタの水漏れの原因を突き止めるべく、メータクラスタを分解してみました。



メータクラスタの水漏れ


 わが家のモンスター号、ドゥカティ モンスター400、は雨の中を走行したりすると、メータクラスタ内に浸水してしまうようで、雨天走行の後はしばらくの間メータが曇ってしまう症状に見舞われています。

 メータが曇ってしまう症状を紹介した時の記事はコチラ


メータが曇ってしまうときの様子


メータクラスタの分解


 メータクラスタをトップブリッジに固定しているボルトを外し、各種信号線がつながっているコネクタを抜くと、モンスター号からメータクラスタを取り外すことができました。

 こうして取り外したメータクラスタを眺めてみると、メータクラスタ分解のとっかかりになりそうなのは、メータクラスタの裏側にあるトルクスねじくらいしか見当たりません。そこでまずはこのトルクスねじを外します。

 すると、二眼メータの間にある鼓状のプラスチック部品を外すことができました。


トルクスねじを外すと外れた部品

 このあと、記憶が曖昧になっていますが、確か、メータクラスタのベゼル側をハウジング側から抜き取ることができました。


ハウジングから抜き取ったベゼル側の部分

メータが収まっていたハウジングの部分

 メータ本体の裏側からベゼルのツメを押し出すと、ベゼル部分とメータ本体を切り離すことができました。


メータ本体から切り離したベゼル部分

メータベゼルを外したメータ本体

メータベゼルをメータ本体に取り付けているメータベゼルのツメ部分

 メータ本体に取り付けられたゴムのパッキンを、メータベゼルとメータハウジングで挟み込んで水の侵入を防ぐ構造になっているようです。

 パッキンを見たところ、硬化や亀裂は見受けられませんでした。一部に泥が挟まっていたのでこの泥を取り除き、全体的に水洗いして綺麗にしてから、再び組み直しました。


効果のほどは


 水漏れ箇所を特定することはできませんでしたが、パッキンを清掃して組み直したので、これで水漏れしなくなったかどうか、今後の曇り状態を見て判断したいと思います。

 ベゼルのインジケータの部分の汚れも拭ったせいか、インジケータのくすみが解消されて、これまでより綺麗に光って見えるようになったのは少しだけ気持ちいいですね。