過去にも同じような症状が
もう製造から25年が経とうとしている個体ですので、いろいろと不具合が生じてもおかしくは無いのですが、この症状には過去にも見舞われたことが有りました。
真夏の渋滞で、突如アイドリングが覚束なくなり、たまたま道路沿いに有ったディーラーに駆け込んで看てもらったのですが、症状が再現しなくなったため原因は判らず、ただ診断ポートでログを見ると、失火していたログが残っているとのことでした。
その後、いろいろと心当たりを当たっていった結果、ぐずぐずになっていたエアクリーナーのエレメントを発見するに至り、このエアクリーナーエレメントを交換することで症状が再発しなくなった、ということがありました。
エアクリーナーエレメントの状態確認
そういえば、現在使用しているエアクリーナーエレメントも長いこと交換していなかったので、まずは状況を確認してみることにしました。
わが家のゴルフ号のエアクリーナーボックスはボンネットの右側に位置しており、蓋を固定しているクリップを外せば、エアクリーナーボックスの蓋が取り外せるようになっています。
ただし、この蓋に、インテークマニホールドへのパイプと、ブローバイっぽいパイプと、何かのセンサ用っぽい細いパイプが2本取り付けられており、蓋をずらすくらいしかできません。作業の邪魔になるのでいったん取り外してしまいます(!注意!取り外していいものかどうかはよくわかりません。やられる方は自己責任でお願いします。)。
ゴルフ号のエアクリボックスとそれに繋がるパイプやクリップ(緑矢印部) |
いざ確認してみたエアクリエレメントは衝撃的な状態になっていました。フィルタ部分自体は問題なさそうなのですが、エレメント周辺部のゴム部分がジュクジュクに溶けてしまっていて崩れていたのです。まかり間違ってこの破片がエンジン内に飛び込んでしまったら、エンジンにとってあまりいいことではないような気がします。
ジュクジュクに溶けて崩壊しつつあるエレメント |
エアクリーナーエレメントの交換
というわけで、そっとエアクリーナーボックスに蓋をして、新しいエアクリーナーエレメントを入手します。
現在使用しているエレメントはBMCの物でした。私にはその性能の違いはわからないのですが、レースシーンでも使用されているメーカーっぽいので、そのブランドを信じて、今回もBMCのリプレイスメントタイプのものをチョイスしました。わが家のゴルフ号に適合するのは、以下のもののようです。
型番 | FB116/05 |
サイズ[mm] | 228×268 |
エアクリーナーエレメント新旧揃い踏み |
ぐずぐずと崩れていくエレメントを慎重に取り外し、エアクリボックス内に残ってしまっていたエレメントの枠の樹脂を剥ぎ取って、あたらしいエレメントを設置します。
新しいエレメントにリプレイス |
そうして、エアクリボックスの蓋を取り付けて、最初に取り外したパイプ類を取り付けました。取り付け忘れたようなものが無いかをよーく確認した後で、最後にクリップで蓋を固定して完成です。
取り付け忘れの無いようにパイプ類を元に戻して、完成です |
インプレッション
交換後、アイドリング不良には見舞われていないので、対策としては成功だったのかな。正直なところを言えば、あれから季節が進んで涼しくなったので、あれほどエンジンルーム内が高温になることは無くなったであろうことと、それほど長い間高回転を維持するようなテストは行なっていないので、本当にこれが原因かは明確ではないので、また来年の夏に症状が出るかどうか、様子見ということにします。
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